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ここは教えてほしかったポイント

2021.06.24 22:31


ここは教えてほしかった
言いっぱなしにならないレッスンとは


「ただ弾ける」から一流の演奏に近づくための9つのヒント


ステキだなと感じる演奏に出会ったことはありませんか。

上手な演奏は別世界のものだたあきらめていませんか。

心に響く感動を共有できるような演奏をしてみませんか。

先生が言っていることがわからない、

言われた通りに弾いても良くならなくて困っていませんか。



1.「音を揃えて弾く」意味とは

「音の粒を揃えなさいってー」

「あせらないー」


レッスンで言われるけれど

わかるけどできない

言われた通りにしてたらなんだかおかしくなる


ちゃんときっちり鳴らして弾いているのに

なんだかつまらない雰囲気なのはいったいどうしてなんだろうと


思ったことはありませんか



音の粒をそろえて弾くって

ただ同じ大きさの音を並べるだけではないんです。


リズム感と音楽的センスが良い流れだったり、まとまりだったりしている様なのです。


ピアノの基礎トレーニングをしっかり身につければ、

音楽的な流れやビートが効いた演奏ができます。


その為には

☆ソルフェージュの勉強は必要です。


内容は


リズム感をきたえる

音感を身につける(音を聴き取る力)

☆メロディや和音を聴いて書きとる

☆リズム譜や楽譜を初見視奏する

↑このトレーニングをすると

演奏している音を聴く力やリズム感が冴えて、

演奏に安定感が出来てきます。

☆演奏技術のトレーニング

スケールとアルペジオを始め、

テクニックの本や練習曲も

技術向上にとても役に立ちます。



2.感情をこめて弾きなさいって言われて頑張っているのに


上手に弾いてる感じがしないと思ったことはありませんか


精一杯悲しい気持ちになって弾いてるのに

録音して目を閉じて聴くとなんだか伝わってない


上手に表現できてる人は一体どんな弾き方をしてるんだろうと

思ったことありませんか


「感情込めて弾きなさい」って


音符、音楽記号見てるし、

ちゃんととまらんと弾いてるのに

めっちゃ上手い人とどこがちがうねん


どんな感情を表現するのかは、


指ー手ー体の使い方ー姿勢ー打鍵スピードーペダルの加減

を工夫した上で

顔の表情、まゆの動きを工夫すると説得力が増します。


例えば、


強い悲しみの時は、

訴えかけるようにメリハリのあるタッチで


悲しみを慰める感じの時は

なでるようなタッチでやさしく弾く


3.タイムスリップ?当時の人になり切って弾く意味とは?


楽譜を書いてある通りに読みこんで弾くって

ものすごく深いんですー


俳優さんが台本を読み込むことに似てると思います。


楽譜を読むのは、

同時に

作品のバッググラウンドにも気づいていくことなんです。


☆1700年前後は、ピアノはまだ進化途上でした。

今のピアノと比べると

響かない、音が伸びない、壊れやすいものでした。


特にバロック時代の作品、バッハなどは、

その年代の鍵盤楽器(クラヴィコード、チェンバロ)をイメージ

主に指を意識します


鍵盤楽器の進化とともに指や身体の意識も変化していきます。


☆1800年前後(鍵盤楽器がだいぶピアノに近づき始める)

古典派(ハイドン、モーッァルト、ベートーベン)..手首から


☆1850年後(ピアノが急速に進化し、表現力が増す)

ロマン派(ショパン、リスト、シューマン)…肘から


☆1900年前後(現代のピアノとなり、多彩な表現が可能)

近現代(フランス印象派:ドビュッシー、ラヴェル)肩から

(ロシア:プロコフィエフ、ムソルグスキーなど)腰から

こちらにも作曲年代の演奏法のポイントを掲載してます




4.クリアな演奏を支えるアクセントペダルとレガートペダル


ペダルは、にごらないように気をつけます。


ペダルは耳でふむと言いますが、その感覚が身につきにくいケースも

けっこうありました。


とくに踏みかえる時に前の音が残ってにごるケース。

前の音の指がちゃんと上がっていなくてにごったり、

次の音を弾いた瞬間に上げてすぐ踏むタイミングがつかめていない


先生の足に生徒さんの足を乗せてタイミングを教えることもあります。


同時に少しふむのはアクセントペダルです。

効果があるように使うのもサッと深く踏んだり浅く踏んだり

工夫していきます。


1900年前後のフランス印象派の作品は、

ペダルを浅く踏んでぼかしたような美しい響きを作ったりします。


5.難所を歌うように奏でる練習法


離れた音や細かい装飾音は、

音楽の流れが自然になるように

テンポ通りにこだわりすぎずに

声に出して歌ってその通りのタイミングで奏でる


跳躍パッセージは、

目をつぶってもうまく行くまで

距離感を身に付けること


細かい装飾音がたくさんあるときは、

拍毎に大体いくつの音を弾くか

目安をつけて練習する。

音を覚えることも近道です。



6.暗譜の練習を短縮するために心がけること


曲にとりかかる前に楽曲分析をします。


どんな形式でつくられているか。


同じような譜面箇所を積極的に見つけていく


暗譜ができてきたら、左手だけの暗譜をする


長い曲の場合は、場面毎に区切って暗譜していく。


7.本番であがらないために事前にできること


当日のイメージトレーニングをしっかりする。


まずは、譜読みの段階で

指使いは仕上がりの速度が可能なものに決める


どのような表現をする作品なのか

時代背景や作曲家を研究し下準備をしっかりします。


作品に対して


ストーリーや絵、映像、色を思い浮かべ、それが伝わるように

楽譜に書かれている全ての音符に対して

演奏する工夫をします。


(タッチ、ペダル、からだの使い方、呼吸、速度、流れ)


特に本番一ヶ月前の練習からは

最初にお辞儀をして弾く練習をして度胸をつけていきます。


可能な日には当日と同じ時刻に衣装を身に付けて演奏を録画します。



8.ミスタッチよりブレスを大切にしたベートーヴェン


ベートーヴェンは、ピアノも素晴らしく上手い作曲家で

ピアノの先生もしていました。


ベートーヴェンは、ミスタッチより、レガートを美しく表現することや

メロディーの不必要な箇所で途切れることに大変厳しかったといいます。


ミスタッチのしすぎもどうかと思いますが、


それより、


変なところでメロディーが 途切れることに厳しいことから、


ピアノを歌うということを

大切にしていたことが伺われます。



フレーズを意識して表現できるとさらに演奏がステキになります。


スラーとスラーの間で息をするように

メロディの流れの最後の音をフワッと離すのがブレスです。

ブレスは、日本語でいう句読点です。


9.キラキラするために工夫する技術


キラキラ弾いてって言われて、すぐキラキラした雰囲気で弾ける人は

ピアノにとても向いていると思われます。


キラキラした表現のための工夫ってあります。


指先を少ししっかりととがらせた感じで弾くとか


順次進行でだんだん大きくしていくなら、

ペダルをうすく踏んでみると

輝く雰囲気がでます。