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その日ばかりの野鳥観察

団地(アオサギ)

2021.06.07 22:15

市内にはサギ類が集団繁殖をする場所があります。

サギ山と呼ばれる場所ですが、傍にスーパーがあるため、鳥好き以外にも広く知られています。

天気の良い朝、別の場所に行く途中にサギ山に立ち寄ってみました。



上の画像はそのサギ山の一部ですが、望遠レンズでは全体を撮ることが出来ません。

全部で何羽いるのかは分かりませんが30羽は優に超えていました。

そのほとんどがアオサギでした。



アオサギの幼鳥は、かなり大きくなっているようです。

親鳥に比べると、まだ羽の色味が淡く、上嘴が暗色です。

この巣では、行儀よく並んで親鳥の帰宅を待っていました。



親鳥が帰宅すると、幼鳥たちは餌を強請ります。

親鳥は飲み込んだ獲物を吐き出して、幼鳥に与えているようでした。



小鳥類と違い、1羽1羽に個別に与えるのではなさそうです。

巣の中に吐き出すため、一斉に幼鳥が群がります。

先程の行儀良さは見る影もありません。

人間でいうと、料理を小皿に分けず、大皿で提供しているイメージです。

兄弟同士でも、幼い頃から生存競争を勝ち抜く強さが必要なのでしょう。



その巣の近くでは、チュウダイサギ(?)の巣もありました。

飾り羽の綺麗な親鳥の足元に見える白い部分は、幼鳥たちだと思われます。


サギ山は多種のサギ類で構成される事もあるそうです。

私が確認出来る限りでは、このサギ山には2組のチュウダイサギ以外は全てアオサギでした。

近所には田植えの終わった田圃が複数ありますが、車の運転中にアオサギの小集団を見つけました。

既に餌獲りの練習を始めた家族もいるようです。