スナップ『こらっ!やらかして』
生後4ヶ月からご縁あって通われている元気いっぱいの生徒さん。かれこれ6年近くなりますが常に人を驚かそう、笑わせようとサービス精神旺盛です。今回もお母様を驚かせようと作った作品の写真が届きました。
常日頃子供のひらめきが形にできるようにとリビングの片隅に工作セットのコーナーを設けられておられるそうで、これまでにいくつも作品を見せていただきました。その度にユーモアがあって彼らしい作品です。
大好きなプリッツを食べていたらふと何か閃いたようでいつもの創作コーナーでごそごそとし始めたそうで「おかあさん、できた!」とテーブルの上に置いたのがこの『ハリネズミ』
針は勿論プリッツ、目はお父さんのシャツのボタンをはさみでチョキンとしてきたそうで・・・出来栄えに満足そうにしている息子くんの表情を見ていると怒る気が薄れていくとおっしゃるお母様。
さすがに食べ物をこのような形にするのはいけないと促したら、「せきにんとりまーす」と言って抜いて食べ始めたそうです。そしてまた「あっこれならどうかな?」とごそごそと作り始めたそうです。それで出来上がったのが『消しゴムのソーセージパンを食べる象』だったとか。
そして「火星を作ってくる」と言ってハリネズミと象の紙粘土をマーブル状に丸めだし、そしてお母様の前に差し出されたのが下の写真。お母さんがここ数日探しに探し回っていたにも拘らず、見つけ出すことができなかった掃除機のノズルを立てて、『火星に建つ宇宙ステーション』と題したそうです。
この生徒さんの物を作るエネルギーの源はやはり『お母様や周りの人をアッと言わせよう』ということだと思います。またその気持ちを受入れるお母様の寛容さではないでしょうか。
お子さんの言動からお母さんが許容する範囲を知っているように思います。ということは何が駄目でどこまでなら大丈夫だと言うことを子供が受取れるようにお母様がしっかりと伝えていると言うことでしょう。
さすがにシャツのボタンは・・・と思われたようですが、子供が思春期を向かえ会話が極端に減ってもこの微笑ましい思い出が必ず気持ちを明るくしてくれます。でもこの子なら思春期でもお母様を驚かせるいたずらをしてくれるかもしれません。