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工事進行基準と売価還元法概要。

2021.06.09 00:09

1-1 工事進行基準と売価還元法概要。

売上高は、実現基準という考え方で計上されます。

売上高は重要指標の1つです。

売上高の計上は客観性、確実性が重視されます。

企業会計の重要な役割は、タイムリーに会社の事業実態を表すことです。

長期間に及ぶ工事期間等によって工事が完成するまで一切の売上が計上されないと、

〈重要です。〉

工事の進行による経済的価値が事業実態が決算書等に反映されないことになります。

従って、

一定の要件を満たす場合は工事の進行状況に応じ、売上高を計上すべきことになります。

これを工事進行基準と言います。

現在の会計ルールでは、工事進行基準が原則的な売上計上基準です。

売価還元法も、これに関連します。

売価還元法とは、棚卸資産の評価方法の一つです。

期末の売価合計額に原価率を乗じて求めた金額を期末棚卸資産の価額とする方法を言います。

ご一考願います。