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Inside TOMINAGA

商品開発プロジェクト

2021.07.09 03:00


こんにちは、採用担当の松本です。

弊社では商品開発専門の部署を設けず、営業メンバーから構成される商品開発プロジェクトチームが中心となって商品開発を推進しています。本日は飲料カテゴリーのチームメンバーに話を伺いながら富永貿易の商品開発プロジェクトについてご説明いたします。




飲料プロジェクトメンバー:H.S

2013年新卒入社。首都圏エリアの小売店を中心とした営業活動を経験した後、現在は営業本部EC課に所属し、EC販路を専門として営業活動に従事する傍ら、商品開発プロジェクトの飲料チームメンバーとして商品開発にも携わっている。



商品開発プロジェクトが発足したのはどのような経緯だったのですか?

もともと商品開発プロジェクトが発足する前は「創発会議」という営業の社員が商品に関することを自由に議論する会議体を設けていました。多くの社員から様々な意見があがるという良い点がある一方で、開発部署ではないため調整に手間取ったり、時間がかかってしまったりという難点もありました。そこである程度メンバーを絞って商品開発やブランドマネジメントの機能・権限を強化する目的で発足したのがこの商品開発プロジェクトです。



プロジェクトメンバーの構成は?

まず飲料、酒類、食品の3つのカテゴリーに分かれていて各カテゴリーに1名ずつプロジェクトメンバーがいます。そのカテゴリーに対して一緒に活動するメンバーを公募し、各カテゴリー3名ずつのメンバーが集まりました。現在、1カテゴリー合計4名で運営しています。公募メンバーはベテラン社員から入社2年目の社員まで幅広い年次の社員がおり、様々なアイデアが飛び交います。年齢に関係なく自身の考えを発信していける商品開発プロジェクトは富永貿易の社風を表していると思います。



どのような活動をしているのですか?

活動に関しては、プロジェクトメンバーは月に1回ミーティングを行うことが決まっていますが、カテゴリーごとの活動は基本的に各カテゴリーに任されています。飲料でいうと週1回メンバーで集まってミーティングを行っています。具体的な役割としてはブランド担当という位置づけで、新商品開発や既存商品のブラッシュアップ、小売店の棚替え(春夏・秋冬)に合わせた戦略商品の選定なども行っています。



実際にプロジェクトチーム主導で生まれた商品はありますか?

直近でいうと、先月発売した『カフェドリップミルクコーヒー250g缶』です。元々ECサイトの売上分析をしているときに、コーヒーカテゴリーで甘い系のコーヒーがランキングの最上位ではないものの、常に安定した順位、売上をあげていることに目をつけたことがきっかけでした。マーケットの規模がある程度把握でき、開発する流れになってからは他社品の研究も進め中身の良さも追求しました。練乳や北海道産生クリームを使用し、香料や人工甘味料は不使用のレシピにしています。こだわりが詰まった商品になっているのでぜひ飲んでみてほしいです!





商品開発プロジェクトをしていて難しいと感じることは?

やっぱり商品開発専門の部署ではないのでノウハウや知見がまだまだ足りないことです。新しい取り組みなので誰が何をやるのか、どこからどこまで関わるのかという体系がまだ確立されていません。それをこれからどういう風に仕組みを作っていくのかまだ模索しているという状況です。



これまでの商品開発とどういう点が変わりました?

創発会議の頃と比べると実際の商品開発までこぎ着ける確率が格段に上がりました。先ほども言いましたが創発会議は自由に議論する、という要素が強かったため最終的に形になるまで時間がかかってしまっていたと思います。商品開発プロジェクトが立ち上がってからは良いアイデアさえあれば確実に商品開発まで話が進められる土壌ができてきました。それこそ今年の4月に入社した新入社員が課題で作成した商品開発コンセプトシートに良い案があったのでそれを基に現在飲料カテゴリーチームで立上げに向けて議論をしています。まだここがスタート地点でこの先が長いというのはあるのですが。笑



今後どういった商品を開発していきたいですか?

今後に関しては、弊社でいうところのBゾーン商品(他社と差別化できる高付加価値✕購入ハードルの高くない中価格帯)の開発に注力していきたいです。現在、飲料カテゴリーチームでは、どのような商品であれば消費者の方々に付加価値を提供できるのかを考えながら新商品候補をリストアップして開発の可能性を探っています。



今後商品開発プロジェクトをどうしていきたいという考えはありますか?

プロジェクト自体、今年発足したものですからまずはブランド担当という役割を全うできるよう、うまく機能させたいと思って運営しています。そのうえで商品開発に関する知見を深めながら、ゆくゆくは専門的な商品開発部署として立ち上げられれば面白いではないかと思います。



なるほど。現場の声を活かしながら商品開発するという富永貿易の良さを残しつつ、商品開発の機能を高めていけるような取り組みになればいいですね! 本日はありがとうございました。