教具『温覚板』
2021.06.16 00:00
触覚には手触りで物を判断する皮膚感覚、温度を感じる温度感覚、物の重さを感じる圧覚、物の大きさや形を感じる実態認知感覚があります。今回取上げるのは温度を感じる温覚板教具です。
またこの教具を使用するときには手が熱すぎず冷たすぎす平熱の状態がベストです。アイマスクをし温覚板を両手で挟んで温かさの異なることを確認します。そして同じ温かさのもの同士を探す取組みです。
温覚板ですが初めて使用する場合は、それぞれがどのような手触りなのかを確認しながら材質の名前も覚えてもらいます。温度を認知する前に扱うものがどういうものかを知らなければ、アイマスクをして温かさを認知することはできません。
この取組みを通して家庭内に存在するいろいろなものの温かさを確認してみましょう。麦茶をグラスに入れて、入れたて熱々の紅茶を少し冷まして、冷蔵庫の冷たさ、日の当たる場所と木陰の場所の温度の違いなど触れるものは何でも触るそんな体験を集中して行う一日があってもいいのではないでしょうか。