経営者図鑑から学んだ「親の愛情は、子どもの人生に必ず花を咲かせる」ということ
この本、面白かった。
古くは鉄鋼王カーネギーから、スペースX・テスラのイーロンマスクやウーバーイーツまで、著名な経営者たちの成果や考えや人生が少しだけ見れる本。それがこの『経営者図鑑』でした。
経営者たちのお話は、その歴史や文化ともつながって知恵や学びを深めますし、何より彼らの人生から教えてもらえるものが多くあるような気がしました。考え方とか、逆境の乗り越え方とかね。授業で使っても面白いと思いました。
内容としては広く浅く的なものではありますが、入りとしてはきっとこのぐらいポップで面白いものの方が良いんですよね。僕が読むには(自伝やビジネス本と比較して)物足りないところもありましたが、子どもたちが手に取るには読みやすくて素敵です。
中には金言もありました。
その中の一つが巻末に載っていた「親の愛情は、子どもの人生に花を咲かせる」です。
もちろん、親の愛情がなくても花咲く子どもはいるし、「何を持って花咲くとするの?」的な細かいところに目がいく人もいると思うので、一応申し上げておくのですが、僕が魅力的だと感じたのは、この言葉自体よりも、そこにあった親と子のストーリーです。
父の挑戦と母の愛情が不屈の闘志を育んだロックフェラー。極貧の生活の中で愛情に包まれて育った松下幸之助。スターバックスを成功させたシュルツは、母から強い信念と自尊心をもらったといいます。ビルゲイツは親子でよく仕事をしていました。ちなみに、あの漫画の神様手塚治虫の最初のファンは母親でした。
世界のどこかに、絶対の味方がいるって、超心強いですよね。そんな大きな愛情が、彼らの躍進の一因になっていたのかもしれません。
でも、よくよく偉人たちの親子関係を見てみれば、結構破天荒な父親や、狂気を感じるような厳しいママもいるんですよね。愛の形は人それぞれ。つまり「こうしたらいい」というような最適解があるわけじゃないんですよね。
でも、確かなことは、親の成功も、失敗も、子どもたちはちゃんと見ているということ。
そして、成功からも、困難からも、彼らは学ぶことができる。
だからこそ、我々大人もガンガンチャレンジして、変化していかなくちゃなと思った次第でした。その姿を子どもたちに見せていきたいですね。
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