高尾山(たかおさん)午後のハイキング。寝坊でも気分転換したいなら近郊山。
早起きは三文の徳。寝坊をしても徳をつかみたいなら高尾山を選んで休日を楽しい時間に変えるのもいいかもしれません。 今回は12月の高尾山について紹介します。
高尾山も紅葉のピークが過ぎ、道に枯葉が多く散り始めています。 2016年は異常気象で11月に東京都でも積雪がありましたが、12月に入っても観光客の人気度は相変わらず減少を見せません。 午後の1号路や稲荷山は落ち着いて歩くことはできないため、気分転換を十分に味わえる人はなかなかいないと思います。 6号路を歩けば少しは人気を避けることができるかも。
6号路は3.3Kmの1.5時間ルートです。出発地点はケーブルカー清滝駅の横にある稲荷山入口を越えてさらに奥側になります。 最初はケーブルカーを見ながら道路を歩き、東京高尾病院に向かって歩きます。
東京高尾病院入口付近で分岐路がありますが、左に行くのが本来の6号路となっています。
右側に進むと病院敷地内に進入してから6号路に戻ることになります。
6号路のパワースポットとして有名なのが琵琶滝。ここは分岐路で左のルートを選んだ場合に行くことができます。残念なことに、なかなかベストアングルで写真が撮れないように管理されています。なぜ、滝の下まで近づくことができないのか。どやら有料の滝修行体験があるため、無料では簡単にベストポジションを確保できないことになっているようです。
東京高尾病院の分岐路で右を選んだ場合、下の写真のようなコースになっています。
稲荷山に負けない楽しいルートになっています。歩いている人は少ないため、自分のペースで気持ち良く歩くことができます。
1号路は薬王院を通過して山頂に向かうことができますが、6号路をそのまま登ると薬王院を通過することができません。早起きをしなくても気分転換しながら少しでも人ごみの影響を避けて薬王院に到着したいなら、この分岐路が大きなポイントになります。
この写真は東京高尾病院側のルートから登った場合で、この分岐地点の向こう側のルートに先ほど紹介した琵琶滝があります。琵琶滝から頂上へ向かう6号路があるため、渓流や鳥の鳴き声、苔の色を楽しみながら登る場合にお勧めとなります。この分岐地点を右に登ると「2号路」へコースチェンジできます。それが下の写真に続いています。
高尾山の南側から薬王院にむかって一気に登るルートになるため、岩が多くなり角度がきつくなります。すれ違う人の様子を見ると慎重に降りて行く姿が多いです。
2号路は少し道が細くできています。頂上まで伸びているわけではなく、1号路、3号路に合流するルートとなります。でも、このルートは1号路の霞台(展望台)付近を歩くため、隣の山や都内の景色は頂上に負けていません。
2号路からすぐに1号路に上がる場合は、この階段を使用することになります。もっと山道を歩きたい場合は、3号路を使用して薬王院の入口(神変堂)まで登ることをお勧めします。
高尾山は日本百名山に比べ寒さはそれほど厳しいわけではありません。そのため、1年中たくさん登ることができます。同じルートを何度も登ってルートに並ぶ自然の様子を比較してみると面白いかもしれません。