相性
・・・すっかり更新が滞ってしまいました。
千代田編又・FOFは、発売日に読んで、貴子姫が相変わらず可愛くてカッコ良かったり、小鉄の出番がコンスタントにあったり(皮肉w)で、面白く読んだのですが。
ブログを書こうというモチベーションがどうにも上がらない・・・w
当ブログに万一千代田編又の情報を得ることを目当てに訪問してくださった方がいらっしゃったら大変申し訳ないのですが、所詮ここは剣望ファンのブログと諦めてくださいますようお願い申し上げます・・・
という訳で、今回は、連載とは全く関係ない“相性”というテーマで語ります。
用心棒編又又で、ああいう決着となり、同じ甲賀の忍びでありながら、ハーディと雪也という元々は反目しあっていた相手同士にそれぞれ仕えることになった剣望くんと小鉄。
互いに信頼で結ばれている主を持つ小鉄がずっと羨ましかったと告白した剣望くんですが、自分が主と選んだハーディが、今後、剣望くんにとって固い信頼関係を築いていくはずの相手ということになるんでしょうか・・・
まあ、確かに、ハーディとのやりとりを見ても、あらゆることによく気が付いてハーディの操縦法もしっかり身につけているらしい剣望くんと、剣望くんに世話を焼かれることにあっさり馴染んで、彼の姿が見えないと過保護なくらい心配するハーディは、如何にも相性よさげに見える・・・小鉄&狭霧派の私情はともかくw
同じく、髪を梳いたり、襟元を直したり、雪也の身の回りをなにくれとなく世話をする小鉄も、他人からそうやって世話されることに慣れてるお坊ちゃまの雪也と相性がいいんだろうな~と思える。
一方、剣望くんと小鉄は、剣望くんを過保護なくらいに構おうとする小鉄に、実は世話されるより世話をするほうが似合う剣望くんが反発するのはそりゃ当然だよね~、というか、要は互いの相性が悪いんじゃないかという気がするw
ガチガチの小鉄&狭霧派でありながら、自ら凹むような考察wですが、でも!小鉄&狭霧には単に相性の悪さだけではないものを感じるのも事実なのよ~~~!!
それが、端的に表われていたのが、用心棒編又(又又ではない)のラスト近く、長柄を小鉄が叱責するシーンだと思うの。
甲賀忍者の誇りを汚したと小鉄から責められ、自害を図ろうとする長柄。この場面って、小鉄が自らが正しすぎる故に、剣望くんへの失望に駆られて道を踏み外してしまう長柄を、その正しさで追い詰めてしまうシーンとして印象的なんだけど、その長柄の命を救って許すのが剣望くんなんだよね。
自分の命を奪おうとした長柄を剣望くんが許すのは、罪を犯した長柄の心の弱さに対して、剣望くんが自身が同じ弱さを持つことを自覚するが故に、小鉄よりずっと長柄の気持ちが分かるんだろうな~と思う。
それが、剣望くんの持つ他人への寛容さとなっている訳なんだけど、同時に、正しさしか知らない小鉄の欠けている部分を補うことにもなっている。
だから、小鉄にとって剣望くんは必要な存在なんだと思う。
そして、剣望くんにとって小鉄は・・・う~んw まあ、少なくとも、剣望くんが非力で狙われやすいことは事実。かつ、寛容すぎて、自分が酷い目に遭いがちなんで、やっぱ小鉄が守ってあげなくちゃいけないんじゃない?
(おお、まとまったーーー!!!)