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ZIPANG TOKIO 2020「明けましておめでとうございます。京都迎賓館一般公開についてご案内」

2016.12.31 15:00

京都迎賓館 庭園

京都迎賓館 庭園

京都迎賓館 正門・塀

京都迎賓館 正面玄関

京都迎賓館 庭園

京都迎賓館聚楽の間
「聚楽の間」の「聚楽」は、16世紀に京都に造営された邸宅、聚楽第(じゅらくだい又はじゅらくてい)でよく知られていますが、「楽」(心身が安らかで楽しいこと)を集める(「聚」の字は寄り集まること)といった意味があります。転じて、人が集まった都もさします。  この部屋は、晩餐会などが行われる際に、招待されたゲストや随員の待合などに使用しています。


京都迎賓館一般公開について

迎賓館は、外国の元首や首相など国の賓客に対して、宿泊その他の接遇を行うために設けられた迎賓施設です。

賓客の滞在中は、首脳会談、表敬訪問、署名式、レセプションや晩餐会など様々な公式行事が行われます。迎賓館は、これらの接遇を通じて外交の重要な一翼を担っています。

The State Guest Houses are the government facilities established to accommodate heads of the states, prime ministers and other honored guests from abroad. While state and official guests are staying at the guest houses, various diplomatic activities are held, such as summit meetings, courtesy calls, signing ceremonies, receptions and banquets. Through these activities, a profound contribution is made to the enhancement of mutual understanding and friendly relations with the guest countries.

京都迎賓館夕映えの間
「夕映の間」という名は、日本画家・箱崎睦昌(はこざきむつまさ)氏の原画を基に製作された、東西にある壁面の綴織り(つづれおり)の題名に由来します。西側が「愛宕夕照(あたごゆうしょう)」、東側が「比叡月映(ひえいげつえい)であり、それぞれから一文字を取って、部屋の名称としたものです。  この部屋は、大臣会合などの各種会議や、立礼式のお茶のおもてなしに使用するほか、賓客に対する歓迎セレモニーの会場としても使用しています。

京都迎賓館藤の間
「藤の間」という名は、壁面装飾の綴織り「麗花」(れいか)の主要モチーフであり、花言葉が「歓迎」である藤に由来します。「麗花」は、日本画家・鹿見喜陌(しかみきよみち)氏の原画を基に製作されたものです。  この部屋は、京都迎賓館で最も大きな部屋で、晩餐会や昼食会、あるいは歓迎セレモニーの会場として使用するほか、舞台があり、能や日本舞踊といった伝統芸能を賓客に鑑賞いただく会場としても使用しています。

京都迎賓館桐の間
「桐の間」という名は、部屋の主要な装飾モチーフが、日本国政府の紋章であり、京都迎賓館の紋章でもある「五七の桐」であることに由来します。  この部屋は、日本の伝統的な畳敷きの大広間の「和の晩餐室」です。最大24名までの会食が可能であり、本格的な京料理を供するとともに、芸舞妓(げいまいこ)による日本舞踊や、筝曲(そうきょく)の披露などで賓客をおもてなしします。

京都迎賓館桐の間

京都迎賓館 中庭

京都迎賓館 中庭


京都迎賓館

京都迎賓館は日本の歴史、文化を象徴する都市・京都で、海外からの賓客を心をこめてお迎えし、日本への理解と友好を深めていただくことを目的に平成17年に建設されました。

歴史的景観や周辺の自然環境との調和を図るため、日本の伝統的な住居である入母屋屋根と数寄屋造りの外観をいかし、築地塀を巡らせた品格のある和風の佇まいを創出しています。建設に当たっては、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)など、数多くの伝統的技能を活用し、京都を代表する伝統技能者の技が生かされています。また、調度品についても西陣織や蒔絵(まきえ)、漆などの伝統的技能を活用した家具を配置しています。

東京(赤坂)に位置する洋風建築の迎賓館赤坂離宮とあわせ、国公賓などの賓客の接遇の場としての役割を果たします。

The Kyoto State Guest House is located in Kyoto, a traditional and culturally rich city of Japan. The facility was built in 2005 for the purpose of welcoming guests from abroad, for helping them understand Japan and for deepening friendship with Japan. In order to harmonize the historical sites with the natural environment of the area, this house was created in a sophisticated traditional Japanese style, with a hip-and-gable roof which is called Irimoya. Also included is the free architectural design based on the decorative alcove, which is called Sukiya. Another special feature is the formal style fence called Tsuijibei, which is made by pounding a mixture of mud and clay and placing it between wooden frames. To build this house, many artisans, including Sukiya style carpenters, plasterers, special gardeners and metal foil cutters collaborated on special techniques which are recognized as traditional accomplishments in Kyoto. Interior design features include Nishijin fabric picture fittings called Makie, which are sprinkled with flecks of gold, silver or beautiful paint. Moreover, carefully selected lacquer ware that exemplifies tradition and excellent craftsmanship augments the graceful interior decor.

The Kyoto State Guest House offers a sense of hospitality based on original Japanese culture which makes it unique compared to the Western style of the State Guest House, Akasaka Palace, Tokyo


京都迎賓館に生きる伝統的技能


畳表の材料であるイグサをこの迎賓館のために栽培し、「中継表(なかつぎおもて)」の技法により製作。

大工(数寄屋)
茶室建築の手法を採り入れた伝統的な住居建築様式。「桐の間」を始め、随所に活用。


漆の木の樹液を加工した天然塗料で、年月が経るほど深みを増す。「桐の間」のテーブル、床框(とこがまち)等に活用。

左官
土壁の代名詞ともいえる京錆土壁を「桐の間」等に活用。築地塀にも京錆土を使用。

表具
 障子や襖・壁に和紙や唐紙を貼る技術。「桐の間」、「藤の間」、「夕映の間」等に活用。

建具
障子や板戸などの建具類は、和風には不可欠の要素。「桐の間」、「藤の間」、「夕映の間」等に活用。

石造工芸
 灯籠、手水鉢(ちょうずばち)、沓脱ぎ石などの和風建築・庭園の空間に風情を与える。

竹垣
竹で構成した竹垣は、竹穂垣、クロモジ垣等があり、庭に繊細な表情を与える。庭園内部の仕切りや目隠しとして活用。

錺金物(かざりかなもの)
建築各部に用いる補強と装飾を兼ねた金具。釘隠、襖の引き手等、天井金物にも活用。

截金(きりかね)
純金箔やプラチナ箔を数枚焼き合わせたものを貼り付け、種々の紋様を描き出す技能。「藤の間」の舞台扉などに活用。


日本文化のふるさと京都は、良き伝統を受け継ぐと同時に、先進的な文化を受け入れ、感性を磨き、常に時代の最先端を歩みながら、優れた技能を今日まで受け継いできました。その技能の数々を現代の感性で表現した京都迎賓館。海外からお迎えするお客様に「和のくつろぎ」を体感していただき、京都で培われた「しつらい」と「もてなし」の心とともに、世界に向けた日本文化、京都文化発信の舞台として機能しています。

伊砂利彦氏作品

伊砂利彦氏作品 屏風

伊砂利彦氏作品 屏風

当面の公開日程

参観方式は、ガイドツアーと自由参観の2つがあり、時期により、参観方式が異なります。

平成29年1月  ※1月はガイドツアーでの参観です。

1日 休館日 2日 休館日 3日 休館日 4日 休館日 5日 休館日 6日 公開 7日 公開 8日 休館日 9日 公開 10日 公開 11日 公開 12日 公開 13日 公開 14日 公開 15日 休館日 16日 公開 17日 公開 18日 公開 19日 公開 20日 公開 21日 未定 22日 未定 23日 未定 24日 未定 25日 未定


平成29年2月      ※ 2月はガイドツアーでの参観です。

1日 休館日 2日 休館日 3日 休館日 4日 休館日 5日 休館日 6日 公開 7日 公開 8日 休館日 9日 公開 10日 公開 11日 公開 12日 公開 13日 公開 14日 公開 15日 休館日 16日 公開 17日 公開 18日 公開 19日 公開 20日 公開 21日 未定 22日 未定 23日 未定 24日 未定 25日 未定


※インターネットによる事前申込みと併せて、当日受付(当日整理券を配布)も実施しております。 ※今後の日程につきましては、決まり次第、順次公表してまいります。 ※国公賓等の接遇その他迎賓館の運営上の都合により、公開が中止となる場合があります。


ガイドツアー方式 (1月、2月開催)

開催情報

公開方法 各部屋を係員の案内によりご覧いただく、ガイドツアー方式となります 見学時間 60分程度のガイドツアー 入場口 京都迎賓館 西門 公開時間 10:00~17:00 (15:30受付終了) 入館できる方 中学生以上の方(2004年4月1日以前に生まれた方) 参観料金 大人1,500円、中高生700円 (団体 大人1,200円 中高生600円) ※中高生割引を適用される場合は、参観当日に、必ず受付で年齢のわかるものをご提示ください。 ※有効期間内の身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と介護者(1名まで)は無料となります。 定員 1日あたり750名 入場方法 インターネットによる事前申込みを行い事前予約券を受け取り入場 当日整理券を受け取り入場 公開エリア 聚楽の間、夕映の間、藤の間、桐の間など


午前よりも午後のガイドツアーは当選確率が比較的高いと予想されます。 各回ガイドツアー開始の30分前に西門へお越しください。 定員を超える申込みがあった場合は抽選を行い、当選した方へ申込時にご記入いただいたメールアドレスに事前予約券を送信いたします。参観当日に、事前予約券のメールを印刷してお持ちいただくか、スマートフォン・携帯電話のメール画面をご提示ください。 申込みは、抽選処理等の関係上、同一メールアドレスにつき、各期間1回のみ有効となります。


当日受付(当日整理券配布)

当日10時頃から先着順に、ガイドツアー開始時刻を指定した当日整理券を京都迎賓館西門にて配布いたします。

1日あたりの定員:180名 お一人様4枚まで配布いたします。 配布時刻は、当日の混雑状況、天候などにより変更する場合があります。

テレフォンサービス
自動音声案内:075-223-2302(24時間対応) 有人案内:075-223-2301(平日 9:30 から 17:00 まで対応、土日祝日は公開日のみ対応

京都迎賓館 〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑23 

京都迎賓館までのアクセスと所用時間

京都市バスご利用の場合 「府立医大病院前」バス停下車 徒歩約7分 (京都駅より市バス 4・17・205系統利用) (阪急電鉄「河原町」駅より市バス3・4・17・37・59・205系統利用) 京都市営地下鉄ご利用の場合 烏丸線「今出川」駅下車、3番出口より徒歩約15分 京阪電鉄ご利用の場合 京阪電鉄「出町柳」駅下車、1番出口より徒歩約20分 タクシーご利用の場合 「寺町広小路」を南に10m下車 徒歩約5分


協力

内閣府 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)


※読者の皆様へのご案内

「ZIPANG TOKIO 2020」は、現在、毎日午前零時にアップいたしておりますが、大勢の読者の皆様からもう少し早い時間に掲載して欲しいとのご要望があり2017年1月2日から23時(午後11時)アップと致しますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

本年も「ZIPANG TOKIO 2020」宜しくお願い申し上げます。  

                                                                                                                             鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使