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大きな範囲と小さい範囲

2021.06.14 22:53

殆どの異常は、複数の要因があり様々な異常が絡んでいます。


命に関わる症状じゃないから、心配ないと思うのは勝手ですが思ったように調整できないという例は何度ととなくあります。この状態は本人にはかなりキツイ状態です。 そして決定的な原因がハッキリしない。

どこに行ってもハッキリしないという状態になります。 このような場合、小さい範囲に絞って異常を見つけると解決の糸口が見つかったりします。 


絡んだ糸を解くのと同じ原理で、一つの異常を見つけ、そこからたどっていくと何とつながっているのかを探っていく方法が考えられます。それでも途中でわからなくなることがあります。 かなりホネの折れる作業なので時間のある時しかなかなかできません。


そういう見方をしていかないと緩解させることができません。東洋医学は、その糸口の基本要素を気水血や陰陽表裏虚実寒熱として調べていきました。

基本要素なので、それが全ての問題ではありませんが、解決の糸口になります。


だから漢方薬で言うような体質としての水とか血の体質という考えだけではあまり役立たないことが多い訳です。 なので漢方薬は長期間飲まないと効かないなどと言う迷信が起こってしまう訳です。 


効果を得にくいのは、このような詳細なイメージングができていないことがほとんどだと思います。より細かい部分の異常を見つけ、それがどのような深さで異常なのかを考えていくことが大事です。もちろん、それで全てがOKかというとそうではありません。 


わからないことが沢山あります。それが人間の本来の姿なんじゃないかと思います。一つの原因を見つけたらOKという訳にはいきません。 ただ、基本的な考えでキッカケや糸口を見つけることでより明確な判断ができやすくなってくるのは間違いないことです。 


大きな範囲は大きな範囲としてザックリ捉える訓練が必要です。小さい範囲は、小さい範囲として詳細に捉える訓練が必要です。 大きな範囲は大体の診断をし、そこから小さな範囲を見つけていくということが必要になってきます。