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近藤嘉宏 クリスマス・プレミア ピアノリサイタル 2016

2016.12.25 05:00

2016年12月25日(日)


「近藤嘉宏 クリスマス・プレミア ピアノリサイタル 2016」


@オルビスホール(神戸ファッション美術館内)


近藤嘉宏さんは、20年近く(初めて買ったCDのリリースが1997年なので知ったのはそれ位??)

関西で演奏会が有ったら必ず聞きに行っているピアニストです。


水晶を思わせる硬質で透明な感じの音を出されてて、自分の出す音にも客観的に集中して聴かれて演奏されてるから、残響の響きも演奏の一部になっていて「コンサートホールも楽器の一部なんだなぁ〜」ってこの人の演奏を聴くと何時も感じます。


私が初めて近藤さんを知った時は、アイドルみたいな存在で熱狂的な大勢の女性ファンに取り囲まれて、そんな状況を整理するスタッフが数人いてカオスな状況で、ヘタレな私は参加できず、そんな様子を少し離れた所で見てたなぁ〜って懐かしい想い出が有ります(ーー;)

このヘタレ行動は今も昔も変わらないなぁ(汗)


仕事が忙しすぎて、開演時間にコンサーホールに行く事が出来なくなって一時期平日19時開演の多いクラシック音楽は生で聴きに行くことは無くなってました。


数年位前に、自分の人生振り返ったら韓国音楽ハマったりや休日は時間の有るときは映画を観たりはしてたけど、ドツボの時は数ヶ月休み無かったりとか...余りにも会社と家の往復の仕事だけの生活...


余りにも灰色過ぎるllili○l ̄L


数年前に何とか気合で時間を空けれるようになった頃...


そういえば、前の職場ではクラシック音楽を時々聞きに行ってたり近藤嘉宏さんにミーハーしてたなぁ〜って懐かしくなって又聴きに行くようになりました。


昔みたいに大きなホールで無くて、大人数の女性に囲まれてはいないけど(でも、毎回昔からずっとファンなんだろうなぁ〜って女性は結構お見かけします)演奏は以前よりも純度が増して、キラキラコロコロ感な演奏は何時も癒やされます。


そして、今回のオルビスホールは初めて行く所でした。


残響は少なめだったけど、その僅かな残響も効果として演奏されてたのが印象に残りました。


近藤さんの演奏聴くと「あ!!今残響が消える瞬間を待って次の音を叩いた!!」って感じる時が必ずあリます。


しかし、六甲アイランドって数えるほどしか行ったこと無いけど新しくて立派な綺麗な街なのに、島だからなのか、本当に人が居なくてゴーストタウンを訪れた気分になるなぁ...


今回は、クリスマスなのでクリスマスに合いそうな選曲だったそうで、前半のバッハは教会に居るような厳かなヨーロッパの「クリスマス」気分になりました。


◆近藤さんのTwitterより「主よ、人の望みの喜びよ」◆


それから後の曲は、ブラームス、ベートーヴェン、サティ、ショパン、リストとすっごいバラエティーに富んだ組み合わせ。


そして、色んな作曲家のプログラムだと初心者向きの有名曲を集める傾向が有りそうだけど、見事に


「変化球な選曲」


でした(笑)


ベートーヴェン31番とノルマの回想は本当に嬉しかったです(*´ω`*)


◆近藤さんのTwitterよりベートーヴェン31番◆


深淵さというか、静かなドラマ性を感じて素敵な曲&演奏でした。


近藤さんの硬質で透明な音によく合ってたなぁ〜心が洗われるようでした。


個人的にベートーヴェンの後期は大好きだから嬉しかったです。


アンコールはリスト繋がりで「愛の夢」


そして!!!1回退場後に登場して座ったら、指を組んで準備運動。


「これは!!ハードな曲をやる予感!!もしかして!!」


と、思ったら予想通りリストのマゼッパでしたヽ(=´▽`=)ノ


この曲21日の東京での演奏会のプログラムに入っていたのに、今回はプログラムに入ってなくて大好きな曲だから聴けなくて残念だなぁ〜って思ってたからまさかのアンコールでの演奏!!!


アンコールであのハードな曲は大変だと思うけど生で初めてマゼッパ聴けて嬉しかったです(*˘︶˘*).。.:*♡


近藤さんありがとうございましたm(_ _)m

終演後にサイン会も有り新しく出たサティのCDにサインを頂きました。


近藤さんは普段はボサ〜っとおっとりしたダサダサな隙だらけの素直な青年の雰囲気が素敵だなぁ〜ってサインしていただく短い時間ですがお話すると何時も感じます。


そして、差し入れを渡したけど名前書いてないから「誰だろ???」と、思われたような(汗)


次の記事で書きますが、うえたんさん達の「ふつうズ」の演奏が大阪市役所で有るためにダッシュでサイン会の列に並んで終わったらすぐに会場を出なくてはいけなかったのが残念でした(´;ω;`)ウッ…


今回の演奏会を聴いて、他の人では聴けなかった好きな曲ばかりで、近藤さんのアノ独特の音を聴くと心が落ち着くので私のピアノの原点の人だな~って改めて感じました。


◆近藤さんのBlog◆


◆近藤さんのTwitter◆


関西方面増やすって事は近いウチに又来てくれるのかしら??((o(´∀`)o))ワクワク

個人的にはフェニックスホールのガラス張りの窓から見える梅田の夜景をバックに演奏を聴きたいなぁ〜(人´∀`).☆.。.:*・゚


◆プログラム◆

J.S.バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲「来たれ、異教徒の主よ」


J.S.バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよ


ブラームス:6つの小品 作品118より 第2曲 間奏曲 イ長調  第5曲 ロマンス ヘ長調


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110


サティ:ジムノペディ第1番


サティ:グノシェンヌ第1番


サティ:ピカデリー


ショパン:ワルツ第3番 イ短調 作品34-2


ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31


リスト:歌劇「ノルマ」の回想 S.394


◆アンコール◆


リスト:愛の夢


リスト:超絶技巧練習曲「マゼッパ」













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そういえば、近藤さんのトレードマークの手汗が今回は以前よりも減った気がする???


手をハンカチでフキフキしたり、鍵盤の上を板前さんのようにざっと拭くしぐさを見た記憶が思い返すとあまり無いのに気がついたΣ(゚Д゚)