わたしの英語歴~社会人編①~
中学生時代から英語にのめり込んで自然と海外の主に欧米のポップカルチャーを好んで音楽や映画を通じて英語を学んでどんどん妄想を膨らませながらも奨学金で大学に通っていた私は、外大ということで短期含め海外留学を選択する友人も多い中、夢叶わず経済的な理由から就職。
自分のこれまで身に着けてきた英語を試してみたい!生の英語に触れてみたい!という想いを胸に秘めたまま商社で貿易関連の仕事をしながら悶々と過ごしていた20代前半。
転機は25歳。父が急病で他界したのをきっかけに人生を見つめ直し、人間一生は一回限り…生きてる間にやりたいことしないと!!と一週間の有給を申請し旅立った自身初海外はニューヨーク。ずっと憧れてきた街。何気なく購入した格安航空券は『エアカナダ』のチケット。カナダ・バンクーバーを経由しNYへ。
同じ肌の色髪色、同じような服装、同じような感覚を持ち、和をとても大切にする日本の中で生きてきた私にとって、世界一の経済都市NYはもう刺激しかなかった。見渡す限り誰もが自分とは何者かを全面に出し生きている。エリートビジネスマンも主婦も、ホームレスの人たちも。いや出さないと埋もれてしまう。そのくらい強大なエネルギーとパワーをみんなが持っている。稲妻に打たれたような衝撃。
凄い!めっちゃ面白い!!
帰国後、海外への想いはさらに強まり、
次はどこの国で何をしようか模索していたところカナダで日本語教師をしている友人から久々の連絡。訊けばバンクーバーの日本語学校で日本語教師を探しているという。大学在学中に日本語教授法、日本語学を学んでいた私。半年前に乗り継ぎで偶然降り立ったその街はアメリカに比べると人も街の空気ものんびりとしていて居心地がよかった✨何よりタイミングとご縁を感じ…思い切って勤務していた商社を退職しバンクーバーへ!
私の直感は間違ってなくて、NYが人種のるつぼと呼ばれているのに対して『人種のモザイク』と表現されるバンクーバー。多人種がとっても上手に共存していた。欧州、インド、ヒスパニック、アジア圏の国々などなど世界中の国からの移民で構成されているのだけれど、アメリカで感じたような人種ごとにパキっと分かれている印象とは違い、みなが混ざりあっている(数人の若者グループを見ると皆肌の色が違う…みたいな)
平和的な印象✨
世界平和の縮図みたいな✨
バンクーバーでの生活をスタートして間もなく。日本で十数年生活してきて一度も感じられなかった包み込まれるような安心感や心の底からのんびりする感覚。ああ。
自分に合ってるなぁ…✨
そう感じながらRobson×Thurlowのお気に入りのスタバの窓際の席からいつものように様々な人達が闊歩しているのを眺め至福を感じながらコーヒーを飲んでいた時。
となりに座ったカナディアンのお兄さんと目が合い何気なく会話が始まった。海外だと往々にしてあることだけど、知らない人同志たいてい目が合ったら微笑むし、短時間でもバスなんかで隣り合わせたりしたら気軽に会話が始まる✨☺️
最近日本から来たというと
『バンクーバーはどう??』と訊かれたので
『いや~~不思議とめちゃくちゃ居心地いいんです。わたし日本にいるときはいちいち周りの人の目が気になってて…💦』
『どうして居心地がいいのか説明してあげるよ!』と言いながら机にあったスタバの紙ナプキンにペンでこんな感じの図?を描いてくれた。
『マイノリティーや異質とされる人を■とすると…』
(日本):○○○○○■○○○○○⇒
基本全員が○なので
■だとめっちゃ目立つ。
(バンクーバー):▽○×★◎◇■▲●☆△⇒
全員が全員違う形だからもはや■は目立たない。
『ここでは、どの人もみんな肌の色も文化も価値観も全然違うから、マイノリティーとか異質なものが見えにくいんだよね。』と。
なるほどおぉぉ~~!!!!
日本にいるときにいつも感じていた息苦しさとココにいる今の解放感はそこが違っていたんだ!!と✨
見知らぬお兄さんとのほんの数分の会話で
超絶腹落ちしたあの日✨
思春期からずっと悩んできた生理不順が
カナダに来て翌月から毎月周期が整うくらい✨
私にとってはとてつもなく心地の良い空気✨🍀
言葉じゃ上手く説明できないけれど
この居心地の良い感じを是非みんなに味わってほしいし機会があればわが子達にも✨
また教室に来ている子供達にも将来何かにつまづいたり息苦しさを感じたり悩んだりした時には一度、
日本から出て海外でこの感覚を体感してもらいたいと思う。
そして現地の人達との交流はとても楽しいものだから
そのツールとしてしっかりコミュニケーションのための英語を身に着けていってもらいたいと思う。