何が勝敗をわけるのか?
スポーツには勝敗があります。
どちらかが勝って、どちらかが負けます。実力が拮抗した選手が戦うと、勝敗の差は紙一重だと思います。
何の為に戦っているのか?
と疑問を持ちたくなるほど過酷なトレーニングや減量を耐え抜いて戦う訳ですから命を削っていると実感があるだろうと思います。
みんなの為に戦うという話しがありますが、映画のロッキーじゃ~ないのですから、実際には、そんな甘いものではないと思います。そして、それが勝因につながるのかどうかは正直疑問です。というか、それは結果としてついてくるものなんじゃないかと思います。
少なくとも戦う時というのは、目の前にいる相手に集中し無慈悲と思えるような攻撃をしなくてはなりません。それを行う時に他のことを考える余裕はないはずです。 勝つには集中力をとぎらせないということが何よりも大事な気がします。集中している時に周囲の声に気を取られたら命取りです。
気を抜けば一瞬で強者が弱者になってしまいます。集中力を保ち続けた者が勝つのだと思います。
逆に守るべきものがありすぎると、それが頭の中で大きな雑音になり集中力が途切れ力が分散してしまうような気さえします。有名になればなる程、そういうプレッシャーは想像以上に重くのしかかってくるのではないかと想像します。 そうなった経験がないので、あくまでも想像だけしかないのですが、これは治療にも通じるところがあります。
特に感覚を用いた診断の場合は、周囲の雑音が耳に入らない程の集中力がある時とない時では結果に大きな違いがでてくることがあります。 周囲の雑音は、周りの雑音の話しではありません。自分の頭の中に蓄積された知識や思いです。雑音を取り去り集中しすることができると経験のないものが経験のあるものを超えることができます。経験者が治せないものを初心者が治してしまう時というのは、このような力を使えた時です。
それならば経験者は、その力を使うべきです。その重要性は衝撃のある体験を繰り返すしかありません。