鱒どまりにて(カワガラス)
2021.06.16 22:09
清津峡遊歩道の帰り道、「鱒どまり」に寄りました。
越後湯沢にある、有名な川遊びスポットです。
まだ水温が低く、水量も多いせいか、全く観光客はいませんでした。
ゴツゴツとした岩場が織り成す絶景で、砂利の多い場所や、上の写真のような急流があります。
昔、何度か遊びに来たことがあったので、その頃を懐かしく思いながら散策しました。
とはいえ、落ちたら大変なので、川岸からは距離をとります。
そんな対岸を双眼鏡で見渡すと、黒い生き物を見つけました。
望遠レンズで確認すると、カワガラスでした。
「カラス」の名前はついていますが、カラスとは異なる種です。
ミソサザイに似ていますが、全身が黒く、大きさはムクドリ程もあります。
瞼にあたる部分がうっすらと白いようです。
脚の力が強く、川の中を歩きながら、水生昆虫を餌とします。
地元の川でも見かける事はありますが、今回ほどクッキリと撮影できたのは初めてでした。
川の流れが速い場所でしたので、ここでは潜らないのかもしれません。
瞼を閉じると、白目になったように見えます。
水に潜る際は瞬膜が閉じて、目を保護するそうです。
既に繁殖を終えたのか、単独で過ごしていました。
鱒どまりは未だ人気が少ないため、カワガラスものんびりと過ごしているようでした。