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西宮・尼崎の防災教育を考える会

第7回 自主勉強会

2021.06.17 21:00

内容報告

日時:2021年6月12日(土)10時~12時

場所:オンライン(Microsoft Teamsを使って)

主題:西宮市の全ての先生方に聞いてほしい!

西宮市の災害リスク!

参加:80名

7回目の勉強会では、西宮市地域防災支援課の中尾 篤也課長様、辻本直也係長様に講師を務めていただきました。初めて行政と連携しての勉強会となりました。

後援の冒頭では、中尾様より西宮市の80校園中53校園(約66%)が何かしらのハザード上に学校が位置しており、市全体で連携して防災教育に取り組んでいく必要性が示されました(ハザード上に学校が位置している割合は全国平均では3割)。

その後、辻本様より、防災マップの内容をもとに、災害による被害をイメージする。緊急時の行動を考える。避難の準備をする。という三つの基本的な考え方について説明がありました。また、今年度配布されている防災マップには、避難行動判定フローがついており、避難すべきかどうか迷ったときの判断材料になることや、YouTubeでにしのみや防災チャンネルを開設して、5分程度にまとめた動画を公開していることを説明していただきました。YouTubeの動画は児童用のタブレットからでも視聴可能なため、防災教育に活用できることも分かりました。


 勉強会の最後には、浜脇中学校校校長・辻村隆様、夙川小学校校長・牧野天志様、防災教育学会学会長・諏訪清二様、兵庫県立大学准教授・澤田雅浩様、香櫨園小学校元校長・山本幸夫様に、行政が提供しているハザードマップ等の各種資料を学校現場で活用していく際の留意点についてご助言いただきました。また、多くの皆様にご参加いただいたおかげで、充実した学びの時間となりました。参加してくださった皆様に改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました!!!!!!


参加者の感想(一部)

・西宮市在住の防災士としてもっと地元に貢献できればと思います。できることはどんどんお手伝い致します。

・講師の人選が適切で、今、私たちが知っておくべき内容だったと思います。まず私たち大人が知識として知ったうえで、子どもたちに話し合わせて考えさせることが、「主体的・対話的で深い学び」の基本だと思います。また、参加されている先生方の多さにも驚きました。この会で学んだことを子どもたちに伝えることは大切なのですが、それでは一部の子どもへ伝えることに限られてしまいます。学校の中で他の先生方に、このような防災教育の大切さをじわじわと浸透させられるといいなと思います。そのためには、ちょっとずつ伝え続けるしかないと思います。「本物は続く。続けると本物になる」ですね。次のタブレットパソコンを利用した単元構成の学習も楽しみです。ぜひ、子ども同士の「主体的・対話的で深い」防災学習になるよう期待しています。

・防災について知っているようで、知らないなぁと改めて実感しました。いつ起こるかわからないからこそ日頃から準備しておくことが大切だと思いました。また、子どもたち自身が考えること、活用すること、そのためにどのような授業展開がいいのか、などまだまだ考えていかないといけないことがたくさんだなぁと思いました。オンライン参加だったので子どもがいても参加しやすいと思いました。次回も参加したいと思います。よろしくお願いします。


今後の勉強会のお知らせ

○第8回 西宮・尼崎の防災教育を考える会

日時:7月31日(土)10時~11時半

場所:オンライン開催

内容:PCフル活用 防災学習(仮題)

 次回は、「4年生の防災単元はこう進める!」と題し、社会科で新設された防災単元に防災ゲーム「クロスロード」や1人1台端末の活用を組み込んだ単元案を紹介します。詳細が決まり次第、お知らせいたします。

今後もどうぞよろしくお願いします。