調子が悪くなると人を増やしたくなる話
2015.02.23 02:44
これは僕自身も何度も陥ったことがあり、
うちの事業責任者に何度も言ってる話なので
一度ブログにまとめておこうと思います。
プロジェクトがうまく進まなくなると
「人が足りません、増やしてください」と
言ってくることがよくあります。
こういう場合のほとんどは、人が足りないことが原因ではありません。
逆の言い方をすると人を増やせばプロジェクトがどんどん進むケースはほとんどないのです。
プロジェクトがうまくいかない
↓
うまくいっていないのでみんな忙しい
↓
みんな忙しい=人が足りない
↓
人を増やそう
↓
人が増えた結果、よりプロジェクトがうまくいかない
こういった負のスパイラルに陥ることがよくあります。
中山さんの755の言葉が分かりやすかったので借りると
サッカーのフィールドに12人いって動きづらい状態です。
人が多すぎてうまくパスが回っていない状態、
つまり、
組織のコミュニケーションがうまくいっておらず歯車が噛み合っていない
ことが多いのです。
うまくいっていない原因は自分の中にあるので
それを自分自身で認めるのは、なかなか難しい作業です。
ゆえにそこから目を背け安易な解決策を選択してしまいがちです。
人を増やして解決しようと思った時は今一度よく振り返って
問題の本質は「人が足りないことなのか」
人を増やせばプロジェクトが本当にうまく進むのか
を考えてみる必要があると思います。