汗の質と発汗量
みなさん、こんにちは!
みらい接骨院・整体院の森本です!
今回は、汗の質と汗のかき方による発汗量の違いをお伝えしていきます。
皆さんは自分の汗がベタベタしていると感じることはありませんか?
普段から運動をしている方は、サラサラなスッキリとした汗と感じる方が多いと思いますが、運動不足気味であまり汗をかく習慣のない方はベタベタしてまとわりついてくる汗と感じるかもしれません。
汗は体内の水分の循環と大きく関わりがあり、その循環が悪くなると汗の量が少なくなります。
体内の水分の循環が悪くなる要因としては、体温が下がること、細胞や血管外に水分が溜まり浮腫むこと、発汗量が低下することです。
そして、今挙げた内容は、この梅雨の時期から夏にかけて起こりやすくなります。
その原因は、気温の上昇に伴い空気中に水分が溜まりやすくなること、雨が多く湿度が高くなりやすいことにより水分が蒸発しづらく汗がかきにくくなること、クーラーや扇風機によって身体を冷やし血流が悪くなりやすいことがあります。
さらに、大人になると子どもの時と比べ、代謝の低下に伴い、発汗量がガクッと落ちてしまう人がほとんどです。
その原因は、下半身にかく汗の量の違いです。
スポーツを毎日行っていれば保つことが出来るかもしれませんが、ほとんどの人は運動量や身体の代謝が低下してしまうため、下半身の発汗量が低下し、汗腺が衰えてしまいます。
逆に、常に表情をつくるために動く顔の周りはベタベタしやすく、水滴が出来るほどの発汗が集中することも多いと思います。
これを改善するためには、太ももと腹筋の筋力と股関節の可動域や姿勢が大切になります。
太もも筋肉と腹筋は身体の中でも大きな筋肉で身体の代謝向上に大きく関わります。そして、この太ももとお腹周りの代謝は下半身の発汗量を増やすために重要です。
股関節の可動域は脚の血流を促すために大切になります。
股関節の前側には脚から心臓に戻る大きな静脈とリンパ管が通っているため、血流を改善するためにはこの静脈とリンパ管を流すことが必要です。静脈やリンパ管の流れが良くなると下半身へ新しい血液も流れるようになり、血流と代謝が向上し、水分の滞りもなくなるため足の浮腫みも改善しやすくなります。
姿勢は、内臓の働きと腹筋使うために重要です。
猫背になると腹筋が使えず、内臓が圧迫された状態となります。
圧迫された内臓は働きが低下してしまうため、肺では呼吸が浅くなり酸素不足になること、腸では栄養や水分の吸収力が低下してしまうことで細胞の代謝が低下。大腸では便溜まりやすくなり体内に老廃物や水分が溜まりやすくなります。
また、身体の水分を外に出すために、利尿剤に頼っている方も多くみられます。
効果はありますが、尿を促す作用のため、血流が悪くなっていると摂取した水分をそのまま出してしまうため体内の水を循環させることには、利尿剤の効果だけでは不十分になります。
普段の生活での発汗量によって汗の質は大きく変わってきます。
発汗量が低下すると、汗腺汚れが溜まったり、汗腺の働きが弱くなり、上手く汗を出すことが出来なくなります。
蒸し暑い中では、極力汗をかきたくないと思いがちですが、しっかり汗をかいておかなければ汗の質が悪くなり、老廃物が多く混ざったベタベタして気持ち悪い汗になってしまいます。
一日の中で、少しでも汗を流す時間をつくって、湿気の多いこの時期を乗り切りましょう!
健康体操の動画
https://youtu.be/nM1lBM5B6jY