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白洲正子ときもの

2017.01.06 00:00

この休みの間、小田野直武ともう一つ、

松屋銀座で行われている特別展、

『白洲正子ときもの』を観てきました。

白洲正子は、88年の生涯を通じて、独自の美意識を貫いた女性。

彼女とその夫である白洲次郎が住んでいた、武相荘。

これが地元にあるもんで、僕は勝手に親近感を抱いている次第です。


この展示会では、白洲正子の愛用品の数々が紹介されていて、

なかでも武相荘での暮らしを想像させる着物たちがたくさん。

その数がとにかくすごくて、圧倒されました。

どれも派手さはなくて、シンプルだったり渋い模様のものが多く、

それらを小物や帯の組み合わせなどを工夫しながら自由に、

独自の着こなしでオシャレを楽しんでいる感じ。

いや、楽しむというより、オシャレが生活に馴染んでる感じかな。

力が入りすぎているわけではなく、ただ自分が素敵だと思うものを身に付けている。

そんな姿勢にすごく共感しながら観ていました。


彼女の言葉でこんなものがあります。

「どんな豪華な衣装でも

 ぴったり身について

 ふだん着のように見えればしめたもの

 そういうことを

 『着こなし』というのです」

(『きものの美』『きものを選ぶ眼』より)


僕の仕事もそんな風に。

お客様がその髪色をごくごく自然に、着こなしていただけるような、

そんなカラーをしていきたいなと思うわけです。


それから、着物ってすごく美しくて、僕は好きなんですが。

近づいてみると生地を構成する糸一本一本が見えてきて、

その糸の色の組み合わせで模様が出来上がっているわけですね。

これは、ヘアカラーに置き換えて考えることができて。

着物が髪、ヘアスタイルであるとすると、

そこに施される模様は、ヘアカラーのデザイン、配色であり、

生地の手触りや質感はそのままヘアの質感と同じで。

つまり、髪一本一本がそのヘアカラーを構成しているということ。

まぁ当たり前ですが、この一本一本までこだわって染め上げられるヘアカラーは、

きっと美しいヘアカラーなのだと思うわけです。

そんな仕事をしていかないといけないなぁと決意を新たにする新春なのであります。


今日から仕事始め。

気持ちを新たに、ヘアカラーに真摯に向き合っていきたいと思います。

imaii colorist 髙橋拓也