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[Day1] スワーミー•ハリダース - ターンセーン音楽祭

2017.01.05 19:55

今日から4夜連続のスワーミー•ハリダース - ターンセーン音楽祭♬ 普段はレッスンがあって、なかなか行けないけど、皆ツアーに出てしまっているので、心の栄養を養いに、会場のモダン•スクール(バーラーカンバー•ロード)のシャンカルラール•ホールへ♡

Day1は、

アシュウィニー•ビデー•デーシュパーンデー(ヒンドゥースターニー声楽)、

アマーン•アリー•バンガシュ(サロード)、

パンディト•チャンヌー•ラール•ミシュラー(ヒンドゥースターニー声楽)

のお三方。(敬称略)


インド古典音楽の理論や概説は大学院で勉強しましたが、プラクティカルな経験は、ロンドンにいるときに、スナンダー•シャルマーさんの声楽ワークショップに参加したことがあるのと、カタックに付随する範囲しか分かりません。


そんな知識で、3人ともを初めて拝聴しましたが、特に最後のパンディト•チャンヌー•ミシュラーさんが、最も印象に残りました♡


その存在が音楽というか、体全部が音楽でした。

アーカール、ラヤカーリー、ガマク、ボール•バーントなどのテクニックが体の一部というか、もはや歌ってすらいないと思わせるほど、歌が体の一部のように自然で、音と遊ぶ、文字通り音と楽しむ、音を楽しむ、音楽を聴き、見ることができました。もっともっと聴いていたかった。


しかも、もう今ではなかなか聴けないガラーネー•ワーレー(その家系の人たち)の中だけで伝わるレパートリーを歌ってくださって、初めてティルバトというジャンルがあるのを知りました。


カタック•ラーナーとしては、このパカーワジ、サレガム、タラーナーのボールで構成されたティルバトと、それにタブラのボールが加わったチャトゥラングが、踊ってみたくなる曲だなーと思いました。


また、私が習っているのは、ラクナウー地方で、主にクリシュナ信仰と共に発展したカタックの流派ですが、チャンヌーラールさんはヴァーラーナスィーの声楽家の方なので、シヴァ神にまつわるお歌が多くて、普段とは違った角度から音楽も歌詞も楽しめました。シヴァ神のいろんなお名前を歌った曲や、シヴァ神のホーリー(!!!)などユニークで豊かな曲の連続。


また、この音楽祭の主催者でカタック舞踊家のウマー•シャルマーさんとの即興も会場を盛り上げていました。

さらに、チャンヌーラールさんの凄いところは、トークが機知に富んでいて面白いのです。ウマー•ジーとも、いくつか即興で詩のやりとりなどもされていて、文化人たちの知識と教養の深さも垣間見られました。


19時頃開演して、終わったのは23時頃。豊かな芸術の世界に浸ることのできた一夜となりました♡