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芸術療法?Teacchか?

2021.06.19 17:23

このところ、1年以上、発達障害のこどもに関わる仕事の現場で忙しくしていました。芸術療法が  発達障害の子供達に向けた療育として有益ではないかと思われたからです。しかし、比較する療育として、何よりも「TEACCHプログラム」が広く知られていました。幸い、療育の現場に同行するチャンスを得ました。ASDの人が社会の中で有意義に暮らし、出来るだけ自立した行動を出来るように開発されたプログラム「TEACCHプログラム」は、米ノースカロライナ州で1972年以来行われているものです。ASD(自閉症スペクトラム障害)の当事者とその家族を対象とした生涯支援プログラムです。一方、当方が重きを置く芸術療法、アートセラピーは、自立生活を援助するステップバイステップの構造性はありません。しかし、維持しにくい自尊心を修復する力は何ものにも代えがたい力があるように思われていました。自由度が高く試行錯誤が許されて、元来視覚系の多い発達障害のこどもが、こころを自由に羽ばたかせる事が出来るとからだと、私見ですが、理由付けています。何よりも大切な人としてのプライドは必要なのに保ちにくい。芸術、アートの力は、障害に拘わらず、内心のこころの自立を可能とする支柱を養う類い希な力を有する様に思われてなりません。