怒られた小鉄
ボール遊びが大好きな小鉄。
興奮しすぎて、ボールを投げてと催促するときに
膝や手のひらや太ももを甘噛みすることがある。
それが痛いのなんのって。
歯が当たるだけなんだけど、
野生の勘で急所がわかるのか
「筋」を狙ってくるんだよねぇ…
私や父ちゃんならまだいい。
これが、子供達や他の人、他の犬なら大変です。
ちゃんと叱っとかないと。
ということで
昨日は珍しく小鉄にきつい指導をいれたんです。
ドッグランなので
ノーリード。
そして、小鉄は捕まえられそうになると逃げる、そして抵抗する。
珍しく私に向かって吠えたりもする。
そこを必死で首根っこ捕まえたら、
びっくりしたのか
大袈裟に「キャイーン」。
そして しゅん。。。
「こらっ!噛んだらあかん!」とマズルをぎゅーっと握り
指導を入れ、すぐさま家に帰り
ゲージイン。
落ち着くまで、放ったらかし。
私を上目遣いでチラチラ見てる顔が面白くて
笑いそうになるけど、必死で鬼の形相を保つ。
落ち着いたところで
ゲージの中で「伏せ」コマンド発令。
「よし」と言ってから外に出す。
外に出てからもリード付きで「おすわり」させ
命令系統の乱れを正す。
そもそも、小鉄はトラウマっ子だから
あまり叱らずに甘く育てすぎたところがあるし
もともとおとなしい子だからと安心してたところもある。
すべては人間側の甘さから来てる問題なので、叱られるべきは私なんだけど
ここは毅然としつけのやり直しをしなければ。
中型犬だから、ちょっとふざけただけでも、相手を怪我させてしまうことになっちゃう。
犬の専門家じゃないので
やり方があってるかどうかはわからないけど、
小鉄には真剣さは伝わったんじゃないかな。
許してあげた後は
猫のように必死でゴロニャン攻撃をしてきてた小鉄。
ごめんね、母ちゃんが甘かったせいだね、と反省しつつ
撫でくりまわしてやった。
そして、その夜
小鉄は
ある物に戦いをいどみ、母ちゃんに叱られたうさを晴らしていたのだった。