CESのトヨタ
2017.01.07 06:10
トヨタ自動車の「コンセプト愛i」(英語名はConcept I)が
ラスベガスの[CES(セス)」で公開されています。
自動運転(完全自動のレベル5)のコンセプトモデルですが
おもしろいのは「エージェント」を設定していること。
つまり人格をクルマにではなく
クルマと人間のあいだに設定していること。
エージェントがドライバーに「疲れていないですか」とか
「おもしろい道を見つけたのでそちらに回りましょう」とか
話しかけるかたちでマン・マシン・インターフェイスが成り立つようです。
そしてそのエージェントはスマホにも登場するようです。
すでに現在おおくのクルマでスマホを通じて
事前にナビゲーションのルート設定やエアコンの設定が出来るようになっており
その機能をエージェントというかたちにして拡大したのが
トヨタのアイディアなのです。
いま僕はちょうど浦沢直樹さんの「Pluto」を訳あっていっきに
読んでいましたが
人格化という観点は
なんだか近いものあるなあとひとり合点しています。
マンガの中ではロボット犬が”死んで”
登場人物が泣くシーンとか出てきますが
将来はクルマに対しても愛情とか抱くようになるのでしょうか。
それはいいことなのか。
いきなり2017年にそんなことまで考えさせるのが
トヨタコンセプト愛iでした。