レーシック受けてみました
極度の近視で、アフリカ行くのに眼鏡・コンタクトが邪魔なのでレーシックを受けました。
実際受けるまでビビりまくっていた訳ですが、受けてみるとやはり全然違います。
「視界最高かよ」の一言に尽きます。
以下、医学的な見地は120%無視して、あくまでも中学の理科レベルで止まってる僕の脳みそから見た「個人的な」目線でまとめています。これから手術を受けるかどうか検討している方の参考になれば幸いです。
僕とペルソナや眼球スペックが似ている人には結構参考になるんじゃないかと。
※アジェンダ
・概要
・僕の眼球スペック
・事前検査
・手術
・翌日検査
・1週間後検査
・まとめ
▼概要
期間自体は全部で6日間
1日目 事前検査 11:30~14:00 手術 16:30~18:30
2日目 翌日検診 14:00~14:30
6日目 1週間後検診 15:30~16:00
受診院 品川近視クリニック東京院 @有楽町
受診コース アマリス750Zレーシック(両眼)
価格 26万円(税込) ※定価32万円(1日完結-1万、知人紹介-5万)
決済 現金orカード ほぼ一括払いしか選べないので注意(セディナ?のみ分割可)
持ち物 現住所の確認取れる免許・保険証、優待チケット、眼鏡、印鑑
事前調査 色々な比較サイトを見たものの、品川近視クリニック一択に絞ってからは以下サイトを参照(ここにほぼ全ての情報が揃ってるので当ブログでは色々と割愛)
※品川レーシックに決めた要因
・症例数(実績多いのが一番信用できる。一番捌いている所が一番事例集まる。)
・口コミ(周りの友達で一番多かったのが品川近視)
・紹介制度(知人に紹介してもらって5万の割引があるのはデカい)
・ アベリーノDNA検査が無料(オプションで有料でぼったくってくるとこもあるとか)
・価格(大学病院が安心とか記事あったけどアホみたいに高い)
・オペレーション(流れ作業でやってるらしく、人によっては不快らしいけど、僕はシステマチックな方が逆に安心。それだけオペも効率化されてるはずなので。)
・最新機種(実績無いから、と最新のものを毛嫌いする人いるけど、新規に取り組んでいるということは、それだけ変化に柔軟に対応しているはず)
まぁ日本でも100万以上の症例超えていて、100人に1人はレーシック受けてるわけで、変に不安がらなくても、冷静に考えればどこも良い意味であんまし変わらないと思います。気になる方は、適当にググって自分の目で比較してみてください。
▼僕の眼球スペック(施術前)
(右)視力0.03(度数-8.50) 乱視 -0.25 (術後1.2)
(左)視力0.03(度数-8.75) 乱視 -0.50 (術後1.5)
ということで相当スペック低いです。裸眼ならスマホは10cmくらいの距離じゃないと見えません。おまけに弱い。。目が痛いので僕は水中でも一切目が開けられないし、ちょっとした風ですぐに涙が出るレベルです。
ちょっと前に御年31歳を迎えたおじさんで、インターネット企業に勤めていたので、かなり眼球は疲弊していたものと考えられます。
ただ、今回手術を受けて、個人差が超出るものだと理解はしましたが、以下、「痛い」とか「ビビる」とかの記述は僕の眼球スペックで見ての見解なので、通常の眼球をお持ちの方は30%掛けくらいで読んでもらったほうが良いかもしれません。
▼事前検査
そもそもの始まりは電話予約なんですが、これは簡単な質疑応答ですぐに予約できるので検査の話に移ります。一言付け加えておくと、仕事などしていて日程に余裕がない人は、「1dayレーシック」を申し込んだ方が良いと思います。
僕も、「検査だけしてもらって1回持ち帰ってじっくり検討しよう」とか考えたこともありましたが、どうせ受けるなら時間の無駄です。1万円のキャッシュバックもあります。(ここらへんはクリニック側の戦略に上手く乗っかってしまった感じもあるけど。。)
また、「僕目線」での事前の注意点として4点。
①コンタクト装着者は、ソフトの場合は3日間、ハードの場合は2週間、事前に装着禁止期間がありますので、眼鏡で過ごす必要があります。
②生命保険に加入している人は、医療保険で「手術給付金」を受け取れる可能性があるらしいので、事前に保険会社に問い合わせたほうがよいです。
③超細かいですが、当日は術後の衛生面の観点から、風呂・シャワーがNGです。僕はガッツリとヘアワックスつけて行ってしまったので気持ち悪い思いをして寝ました。
④術後1週間ほどは行動をかなり制限される(専用グラス着用、アルコール・目の周りの化粧禁止etc)ので、仕事での会食が術後すぐにある週末は避けたり、ある程度のオシャレを捨てられる日程に調整すべきだと思います。
で、ようやく事前検査のお話です。
まず待合室に通された後の最初の関門は「DNAチェック」です。綿棒で頰をこすってチェックするんですが、これがアウトだとそもそもレーシックNGです。でも、1000人に1人とかの確率らしいので、普通の人はまぁ無視していいレベルかと。
そこから約2時間くらい、待合室と視力検査室・暗室などとのピストン輸送が4~5回あります。医師側も、ネットである情報と全く同じ情報をちゃんと口頭で説明してくれるので、インフォームドコンセントも問題なし。
正確に覚えてないけど、20~30工程くらいのマシンを流れ作業でたらい回しにされます。
個人的には僕は目が弱いので、「急に眼球に風をあててくるやつ」「不意にチカチカ点滅するやつ」が苦手でした。チカチカ点滅するやつは、エヴァのATフィールドみたいな感じ(冗談じゃなくホントにそんなイメージ)のが目の前で不規則に光るのがあるんです。これ嫌でした。
あと特筆するとしたら、医師からの説明であった、「角膜強靭化」オプションどうするか。結論から言うと、単純にクソ高いので辞めました。ただ、僕みたいにめっちゃ極度の近視で、乱視も伴っていて、お金は余裕あるよ、とかって人は検討してみる価値あるかも。
これを僕の中学理科レベルの理解力で説明すると、
レーシックの手術自体は、「ボコボコの木の表面をカンナで削る」みたいな作業です。仮に角膜が5cmの厚さがあるとしたら、その表面の1mmくらいの表皮をまず円形に削ってペロッとめくって、中のボコボコをレーザーで平らに均す感じ。これが、近視の度合いが強いほどボコボコも激しくって、いっぱい削る必要があり、かつ、角膜は一度削ると戻らないらしいです。
また、外側はそうやって削っておきながら、眼球の中からは眼圧という圧力がかかっていて、中からもすし詰め状態の満員電車のごとく窓ガラスが押されている状態なのだとか。
そうして内部からも押されることで、外側にある角膜ももちろん押される力が加わるので、せっかく綺麗に均した角膜が、時が経つとまたボコボコになっちゃう可能性が高いとかなんとか。
削った角膜はもう戻らないので、更に薄く削る必要があって、場合によってはもうコレ以上削れまへん、って状態に。
さすがにこれはちょっと考えました。
ただ、このオプションを加えると、26万で考えていた予算が『59万円』(33万アップ)に跳ね上がるらしいので、アホかと思って一蹴しましたけどね。
そんな金あるなら僕はアフリカでもっと素敵な思い出を作りたいからです。
あとは、「もっと安いコースじゃ駄目なの?」問題にも言及しておくと、僕は「アマリス750Zレーシック」という26万円のコースにしたのですが、8万円とか15万円くらいのコースもあるようでした。
ただ、それは上記の図で言うと、レーザー照射時の微調整が『2次元』でしかできないらしいです。2次元は縦横の動きらしいですが、アマリスの場合は『7次元』で捉えられるのだとか。要は「イケてる最新の機械を使ったほうがいいよ」って話で、安心を金で買った感じです。
結果的にはこれで良かったと思ってます。何故かと言うと、手術時僕はとんでもなくビビっていて、かなり眼球動いた説が浮上してるからです。
更に、僕のような極度の近視の人間の場合、ボコボコと波打ってる厚さも尋常じゃないので、表面をペロッとめくったあとに削ってる時間が長くかかるらしいです。通常はレーザー照射時間は片目で大体5秒ほどと言われましたが、僕は25秒かかりました。(長い人はもっとかかるとか)
レーザー照射中に削る箇所がズレると、その分、後遺症があるらしいです。その点、7次元で捉えるアマリスくんならばちゃんと捉えて微調整しながら削ってくれるから安心です。
冷静に考えれば、昔の機械も十分高額なものなのでそこまで大きくズレるなんて事はあり得ないと思うのですが、眼球を削るとなるとやっぱり安心して臨みたいと思うのが人の性なのでしょう。
▼手術
2時間くらい間を空けて再びクリニックを訪れると、30分くらい念押しチェックがあります。午前中にやった視力検査とか眼球チェックをもう1回まるっとおさらいする感じです。
ここで冒頭に受けたDNA診断結果が伝えられて、僕は問題なかったので、最終的なコース(アマリス750Z)は決定でよいか再確認されて、会計を事前に済ませる工程まで進みます。
会計も完了すると、手術待合室に案内されて、ヘッドキャップを付けさせられます。よくドラマで患者がつけてる緑色のアレです。
名前を呼ばれると、手術室の手前の椅子に座るよう指示されて、そこで麻酔用の目薬を差されます。2~3分目を閉じて待ってると中に案内されて、ベッドに仰向けに寝かされて手術開始です。ここからは良くブログで記事を見かけたように、完全に流れ作業でした。僕の眼球がモノみたいに扱われます。
まず、上下のまぶたをテープで固定されて、開瞼器(?)と言われる器具で目が閉じないように完全に固定されます。そしたら、かっ開いた目にまたもや麻酔薬がドボドボ注がれて、目の中が一時的に洪水状態になります。麻酔がちょっと乾いてきたらクリームみたいのを角膜らへんに塗られるんですが、眼球は麻酔効いてるけど視界はぼやけて見えてるので、この一連の流れはマジで恐怖でした。。
眼球が人一倍弱い僕は風が急に出て来る目医者のアレもビビって目を開けられないくらいなので、半ば強制的に一方的にやられるこの作業を意識ハッキリとした状態で見続けるのはちょっとした拷問状態。なんなら追加料金払うので全身麻酔して欲しかった。。
それで準備が終わると、緑色のランプがぼんやり光るレーザー手術機が徐々に目に近づいてきます。ここは視界うっすら。
後ろでは医師と看護師が「右目は6.33から…左も同様に3.55から…」みたいな数字の呪文を淡々と唱えてます。意味わからん。
機械のブーンという音が鳴り始めると恐らくレーザー照射中。どこかの記事で見た「角膜剥がれる瞬間が万華鏡」の世界観は僕には見えませんでした。ただ淡々と緑のランプがぼんやりと視線の先に光っていて、たまに真っ暗になったり。
髪の毛が焦げる匂いは口コミの通りでした。
なぜか謎だったのは、(最初は右目からだったのだけど)左目の時は別の器具かなんかで押しつぶされてるんじゃないかくらいの勢いで固定されました。たぶん、右目をやった時に眼球が思いの外動いたから押さえつけられたのかな。そのせいか、翌日の視力検査では左目0.8に対して右目は0.6でした。
僕は人一倍目に対しては恐怖を感じる方なので、かなり眼球が動いてしまったほうだと思うのですが、これが2次元でしか微調整できない安い方のコースだったらと想像すると、やはりアマリスで良かったのだと思っています。
レーザーが当たる時間だけを考えると、角膜ペロッとめくるのに25秒、ボコボコを削るのに25秒、で1分ないくらいかと思いますが、その他の作業も合わせると手術室にいたのは正味10分くらいじゃないかと思います。(恐怖であんまし覚えてません)
終わった瞬間は視界がぼんやりとしていて、でも所々視界の端がクリアな感じです。
その後、待合室で20分くらい目瞑って待たされた後、目を開けてビデオによる目薬の付け方研修みたいな動画を5分弱くらい見ます。最後に簡単な質疑応答を看護師さんとして、そのまま帰宅です。
クリニック出たのは18:30くらいでしょうか。
他の人の記事とかでは、術後はけっこう大した事ない書き方が多いような気がしますが、僕は超痛かったです。
マジで拷問。まつ毛が2~3本くらい目の中に入っているのをずっと耐えなきゃいけないような感覚でした。
僕は人一倍目が弱いので、ここらへんは超個人差あると思うので、目が丈夫な人は気にしなくてもいいかもですが。
僕は正直耐えられなかったので、痛み止めの目薬を差しまくってました。
手術が終わったのが18:30くらいで、一般的に「術後5~6時間が痛みのピーク」らしいですが、まさに、23時くらいまでず~っと痛かったです。
(目薬は4種類渡されて、痛み止め以外は定期的に交互に指すよう指示されます)
▼翌日検診
ちなみに、痛みであんましぐっすり眠れませんでしたが、一眠りして軽く一度目覚めた深夜3時頃には、痛みはほぼなくなってました。
翌日は14時に再検査を予約していたのですが、向かう途中は痛みはゼロ。
ただ、視界はぼやけていて、良く言われる「翌朝の視界が超クリアで感動しました」的な発言は控えさせて頂きます。
どっちかって言うと、目の違和感も結構あったので、「コンタクトつけっぱなしで眠ってしまい、起きた後も目薬差さないままずっと行動」してるような感覚。
この回復度合いもめっちゃ個人差はあると思います。
翌日検診自体は、炎症が無いかとか、剥がした角膜がズレてないか、とか、視力検査とか、特に眼球には触れず一般的な検査と言った感じで30分ほどで終わりました。
視力は裸眼で右0.6 左0.8、ちょっと違和感もまだありましたが、徐々に緩和されて視界もクリアになって行くはずとのことです。
角膜剥がしたとこは写メも撮らせてもらったんですが、ホントにうっすらで肉眼では良く分からないレベルでした。まぁ問題なしとのこと。
▼1週間後検診
術後10日以内に検診が必須のようで、僕は翌日検査から5日後に行きました。
所要時間は全部で30分弱くらいでしたね。一通り、視力検査やら眼球チェックなど、今までやったやつをおさらいするような感じで、最後に医師と会話して終わりです。
ちなみに、視力は右1.2、左1.5まで回復しました。
細かいところで言うと、ランニングとかの軽い運動はもうOKで、もちろんお酒も飲んでよし。アイボンとかの洗浄液系は、1ヶ月後からなら使用してもOKとのこと。
後は、目をこするのは控えてくださいとかありがちな事を言われました。
敢えて触れるべきポイントとしては、後遺症についてでしょうか。通常、
・ハローグレア現象
・ドライアイ
・術後の軽い炎症
・過矯正
という4つの事象が考えられるとのことですが、僕が感じたのはハローグレア現象くらいです。これも個人差あるようですが、術後3ヶ月くらいしたら徐々に慣れるそうですし、視界的には特に問題ないので無視して良いレベルかと。
あと僕の場合は途上国に行くので、淡水などの衛生面を凄く気にされました。術後しばらくは抗菌目薬を指すようにとの指示があり、専用の目薬を3ヶ月分購入しました。(1個500円)
▼まとめ
総じてイメージ通りでしたが、僕の場合は「痛い」「ビビった」のが大きいので、術中・術後しばらくはかなりナーバスでした。。
ただ、結果論ですが、極めて普通の手術なので、「失明したりしちゃうんじゃない?」とか考えるのは時間の無駄だと思います。僕も正直、手術の前日は相当ビビっていて、「明日からこの視界とはサヨナラかもな。。」とかおセンチになっていたんですが、何の事はなく、普通に視界良好です。
あとは、価格帯のところで行くと、20~30万円は正直仕方ない気もします。
歯医者と一緒で、保険適用外なのもありますが、レーシックで扱う機械は、基本的には毎回ライセンスの使用料が発生するようです。上記の記事で言うと74000円。(ライセンス料ボッタクりすぎ。。)
費用が高い諸悪の根源は彼らライセンス業者側にある気もしますが、ヒアリング情報では、
・手術回数 平日は30〜50回
・手術回数 休日は40〜60回
・だいたいがアマリス750Zを受診
ということで、月間手術 1300回(平日20日×40回、休日10日×50回)
皆がアマリスを知人紹介の26万円コースで行けば、3.38億円の売上。
但し、上述のライセンス料で、1300回×7.4万=-9620万円
また、常駐の職員数も多く、
・医師 5名 100万/月
・検査師 10名 60万/月
・看護師 15名 30万/月
・受付 10名 25万/月
だとすると、人件費だけで-1800万円。
有楽町の一等地ビルの13階をぶち抜いてるので、賃料で-300万/月
広告宣伝費で-2000万円/月
その他光熱費やら、機械の減価償却費やらを色々と計算に入れると、そこまでボッたくってる訳でもない気はします。
ちなみに、僕が行った時のデモグラ構成としては、
男性:60% 女性:40%
20代:40% 30代:30% 40代:15% 50代:15%
という感じだった気がします。けっこう年配な人も多めでびっくりしました。