夏至

３６５日

BAの絵手紙🌟歳時記

６月２１日

 夏至（げし）

昼の長さが最も長くなる

きのうは

いちにち　ぶうたれた日だった

夜、なんでBA海に

こんだったと？

と聞くあおちゃんにも

置いていったやーん！と泣いた

ママ？

って言うから

あおちゃんだって

置いていったやんー

と泣く

じゃあ、あしたいこ

あした海に連れてってやる。

なのに、

しつこく

いやーいやー

あしたはみんなしごとやし

いかれんしー

って駄々こねると

じゃあ、ひとりでいってき！

と去られてしまった

そのむかし、

あおちゃんくらいのころ、

となりの６つ上の

としこねえちゃんが

ウキウキしながら

劇を見にいくと言う

保育園の園長先生でもあり

西本願寺の住職が

日曜学校にきてる

子どもたちを

観劇に誘ってくれたのだ

みーちゃんは

いかれんとばい

まだ　小さかけん

見れんと

いつも優しいとしこねえちゃんが

そんなことを言うはずが無いのに

一日中　ひざをかかえて

泣いた泣いた

三つ子の魂百まで

あんな思いは２度としたく無いのに

帰ってきた

としこねえちゃんは

たのしかった話もできずに

延々と

気がすむまでなぐさめなくては

ならなかった

さいご、

そやん泣くなら

連れてくればよかったとにーと

かえりに伝えたとしこねうちゃんに

住職が言ったというから

ますます

悔しかった

おまえ、こどもかっ！！

ＧＩは言うが

いつまでも

行きたかった

行きたかったー！と

叫び続けた