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手ぬぐいの染色④

2021.06.21 07:45

手ぬぐいの染色は簡単そうに見えますが、その分、失敗もはっきりわかります。


手ぬぐいは折りたたんで絞り染めにすることが多いですが、外側と内側では染まり方が違ってきます。その差も含めて“手染めの良さ”ですが、悪くすると、内側が全く染まっていないことがあります。

家庭で一般の人が染める場合、プロとは違って使用する道具や経験に差があるので、均一に染めるのは大変難しいです。それでも一見して失敗は避けたいですよね。


失敗の大半は、布地の重ね過ぎと絞る力が染める面積に比べて掛かり過ぎている場合に起こります。

【例】割り箸絞りの場合、縛る割り箸の間隔が近すぎる

   板締め染めの場合 板の周りの面積(染める部分)が少なすぎる など


また、同じ模様が連なったときに「どうなの?」と思う、ビジュアル面での失敗?もあるでしょう。


それも一興ですが、避けられれば避けるに越したことはありません。


ビジュアル面は、染める色の違いでも回避できますが、絞り方での失敗を避けるには、生地の厚みや目の詰まり具合で重ねる枚数を調節したり、染める部分にかかる圧力を減らしたりましょう。


濃く染まった部分と薄く染まった部分があるのは模様として良い面なので、良さを生かしつつ失敗も防ぐことができる様に心に留めておいてください。