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breath works _ 「 呼吸」

ピアノの中は美しくて。

2017.01.08 11:02


子どもの頃、家にあったアップライトピアノは、上から蓋を開けて覗くくらいしかできなかった。

調律師が来訪して調律している間、後ろからずっと眺めていた。とても美しく触れがたいピアノの中。

昨年ピアノの調律のWSに参加した。音のうねりを聴き、調律のハンマーに触れ、たどたどしく触れた。とても懐かしかった。


そして一昨日

宮下奈都さんの〔羊と鋼の森〕を読み終えた。調律師のお話。


夜の森の音。海鳴り。

耳をすませば、様々な音が自分の周りに溢れている。


そしてピアノにまた触れたくなる。


ピアノの練習は嫌いだったが、ピアノに触れるのは好きだった。


自分が触れた鍵盤が、中の鋼を振動させて音が派生する。その振動が自分の感情にも影響を起こすことを想像した。


わたしが住む団地の5階には、毎朝雀が遊ぶ囀りや烏の太い鳴き声や、飛行機やヘリコプターの音など、様々な音が降ってくる。


音に対してニュートラルな感覚を知ってから、嫌な音が減った。


私たちも振動している。

同じ振動のモノや人に出逢うと共鳴したり、違う振動に出逢えば、何かに気づき。