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Coupe de Madagascar!! マダガスカル選手権大会(フィアナランツォア)

2016.12.29 20:25

We had the Coupe de Madagascar in Fianarantsoa from on 28th to 29th of December.
More than 500 judoka took part in this competition this year.


毎年12月末に行われるマダガスカル選手権は、主要都市持ち回りで行っているようで、昨年は首都アンタナナリヴォ開催でしたが、今年はマダガスカル南部を代表する都市フィアナランツォアで開催されました。

カテゴリーは6つ。フランス海外県のマヨットからも選手が出場するなど、参加選手の合計は500人以上。
また、4月にアンタナナリヴォで開催されるアフリカ柔道選手権大会の代表選手の選考も兼ねているということもあり、白熱した試合が展開されました。

Fianarantsoa is one of the cities that are well known about the traditional crafts.


フィアナランツォアはマダガスカル伝統のわら細工、手工芸品で有名な街の一つです。
会場内は、帽子、ござ、手さげかばん、楽器、壺等が飾られていました。良い感じです♫

All judoka started warming-up at 9am.


午前9時、全ての柔道家がウォーミングアップです!

Can you see a drone in the last picture? It's amazing, isn't it?
I see that my boss wants to show judo a great for the public.
He is the man who loves judo very much and did by all means possible for judo.

Anyway, I was happy watching the matches because almost judoka improved their techniques and the referees made progress about judgements.

But I sometimes saw the judokas were not good at doing Rei(a bow) .
So I told the coaches from each clubs how much important a Rei is and why judoka need doing Rei.  



私は昨年の同じ12月の大会を思い出しながら観戦していました。
昨年は選手のレベル以前に、ビデオ判定ために試合中断が多かったり、判定に不満な観客からヤジが多かったりと大変な印象がありましたが、それに比べると審判員の判定と振る舞い等は、かなり改善され試合進行もスムーズだったと思います。

選手に関しては、積極的に一本を狙いに行く姿勢が多く見られ嬉しかったです。ただし、中には慎重になり過ぎて指導狙いの動きも散見されました。試合に勝ちたいという人間の本能の部分を見た気がします。

そして、いつも気になることの1つですが、初めと終わりの礼が疎かになる選手が散見されることです。今回も各クラブのコーチを集めて『礼』をする意義を伝え、選手にも実践するよう促しました。
その甲斐あってか、後半はしっかり礼を意識する様子が見られました。


この大会はチビッ子たちも沢山出場していたので、このような華やかな会場で試合ができる経験は、きっと大きな財産になると思いました。

しかも、上の写真よく見てください!
分かりますか?ドローン!
今回も試合会場内をドローンが空中撮影していました!


They guide judoka to the tatami, also show their traditional dance.


試合初日は、コンパニオンガールが選手を畳まで誘導していましたが、2日目はちょっと思考を変えて、地元地域の衣装に包まれたガール達が選手を誘導していました。

彼女達は余興でもダンスを披露! (写真かなりボヤケテます…。)
何人かのマダ人が大道芸にチップをあげるかのように、アリアリ(マダガスカルの紙幣)を畳の上に投げていました。笑

We finished all at 10pm on both days.(28th & 29th)
Everyone look tired. It was long day.

We enjoyed drinking wine which is famous in Fianarantsoa.
I saw some kids drank!!!!
"Hey!! How old are you???"・・・



大きな問題もなく、実質2日間ですべてのカテゴリーの試合を終了しました。
試合会場3面あったとは言え、決勝は皆で注目するために1つの会場しか使いません。セレモニー等も外せないということもあり、両日共に終了したのが22時過ぎでした。長い!!!
今回は朝8時頃の準備から22時過ぎまでだったので、本当に長く感じました。
しかも、昼休みあったかな??
審判員も沢山いましたが、とても疲れた様子でした。

カテゴリーによっては朝9時にアップして、1試合目が19時という選手もいました。
これは可愛そうです。ちょっと何とかしたいところですね。

あと、気になったことがあります。
ある先生から、今回の選手1人の大会参加費が去年の4倍になったと聞きました。

4倍です。首都のタナ開催ではないので色々な面で経費がかかることは分かりますが、選手の親や沢山の教え子を大会に出したいコーチにとっては痛いです。ただでさえ人の移動が大変なマダガスカルなので、遠征+大会となると行ける選手が各クラブ内で選択されるのが現状です。

お金をかければ会場を華やかにしたり、メディを使って宣伝することは可能ですが、あまり外見を重視し過ぎると、中身の部分、柔道ファミリーにとっては本末転倒かなと感じました。

似たようなことは他のスポーツ界どこにでもある問題かもしれません。


それでも陽気なマダガスカル人は大会が無事に終わると、フィアナランツォアはワインの産地としても有名なので、地元ワインの振る舞いがありました。

なんだ!この濁った水は!と思ったら

白ワイン!

いつも見慣れているポリタンクからバケツにワインが移されるという、なんとワイルドな!

あれ!子供達も飲んでいませんか!?

君ーーー!いくつよ!?・・・