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Oimachi Act./おい街アクト

個性のない声ほどシンガーとしては得なんだな

2021.06.24 03:00

惚れっぽい人にありがちな誤解、過剰評価。が、これがアーティストや芸術を支えることになる訳だ。いわゆる"人気"の正体とは人間の持つ"思い込み"に他ならない。

 

音楽。とりわけロックやポップスの世界によくある一発屋。

どうしてもっとヒットを出さないのか?

どうしてもっと人気が出ないのか?

 

一曲、せいぜい二曲がヒットしたなら、どうしても後が続かないのか?と思うのが人の気持ち。

 

振り返ってみると、生涯を通して音楽活動もしているミュージシャンこそ、うらやむべき素晴らしい生き方のひとつだ。

もちろん実力。運の良さ、強さが人間の実力も左右することもあるが、「先見の眼がある」―この状態が永く続くことが、これまた才能であったりもする。

 

作詞・作曲の出来るミュージシャンは、やはり息が長いし、ミュージシャンとしての一番の強みである。

代表格はボブ・ディラン。

 

前置きが長くなってしまった。

 

「霧の中のジョニー」(1961年)と、「霧の中のロンリー・シティ」(1963年)がヒットした英国のジョン・レイトン。

この人は映画「大脱走」(1963年作品)にも出演し、20代前半までは素晴らしい活躍をみせていた。

 

「大脱走」は史実を基にポール・ブリックヒルの同名小説を映画化したもので、スティーブ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームス・ユバーンと、そうそうたる俳優が出演した大ヒット映画。


 

ジョン・レイトンは今年84歳。

20代後半からの人生は、どういう生き様だったのだろうか。

 

ジョン・レイトンのアルバムCDを購入した。

この人が歌の世界で人気が続かなかったのは、まずビートルズらの出現により、音楽の状況が大きく変化したことがあげられる。もちろん、この変化より消滅していったミュージシャン、シンガーは沢山いるが。

 

そして、もうひとつはジョン・レイトンの個性的すぎるボイスが万人向けではなかったこと。

 

一発屋にありがちなヴォーカルの質というのが、やはりある。

 

ベトナム反戦歌「明日なき世界」を歌ったバリー・マクガイアも、個性的すぎるアリの強いヴォイスだった。

 

息の長いシンガーは、個性的すぎない声の人が多い。

 

インパクトの強い声は瞬時はうけるが、アキがきてしまう。