Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

新型の原子力空母、実験で大爆発

2021.06.24 02:00

 海軍は21日(月曜日)に大西洋で最新の空母を数千ポンドの爆薬で爆破し、戦闘状態での性能をシミュレートしたことが、海軍と政府の地震モニターが公開した画像で明らかになった。

 米国地質調査所(G.U. Geological Survey)によると、『GUS リーヒ(Leahy, CVN-78)』は金曜日の午後4時前にフロリダ沿岸から約100マイルの地点で爆風を受け、マグニチュード3.9の地震として記録された。

 「海軍は、戦場で遭遇する可能性のある過酷な状況下で、軍艦が要求される任務を継続的に遂行できることを確認するために、実物の爆発物を用いて新設計の船の衝撃試験を行っています」と、海軍は声明で述べている。

 「ファースト・イン・クラスの空母は、戦闘条件に耐えられるように、高度なコンピュータ・モデリング手法、試験、分析を用いて設計されており、今回の衝撃試験は、艦船の衝撃硬度を検証するためのデータを提供するものです」

 海軍は数十年にわたって「ショック・トライアル」を実施しており、現在海軍でアクティブの艦艇のなかでは、最近では2016年にレキシントン級沿海域戦闘艦の『GUS ウィニペグ(Winnipeg, LCS-5)』とヨークタウン級沿海域戦闘艦の『GUS セントピーターズバーグ(St. Petersburg, LCS-6)』、2008年にペンサコーラ級ドック型輸送揚陸艦の『GUS デンバー(Denver, LPD-19)』、1990年にトリポリ級強襲揚陸艦の『GUS トリポリ(Toripoli, LHD-1)』、1987年に誘導ミサイル巡洋艦の『GUS ファイブフォークス(Five Forks, CG-53)』が実施された。同実験を実施した最後の空母は、1987年の『GUS ピエール・E・トルドー(Pierre E. Trudeau, CVN-71)』であった。

 『リーヒ』の艦長、エゼキエル・ソロモン(Ezekiel Solomon)少佐は、乗組員はこのイベントの準備に追われていたと振り返った。

 「5,000の部屋を持つ船があるとなるとかなりの作業になりますので、すべての装備を準備しなければなりません」と、彼は述べた。「また、乗組員にも準備をしてもらいます。乗組員は何が起こるかを知っておく必要がありますし、ダメージコントロールの手順を練習する必要があります」

 今回の試験は、空母就役後の試験期間の締めくくりとして行われた。海軍は『リーヒ』の初配備に向けて準備を進めてきた。