リリ数秘術シェア会Vol.28
先日、私の数秘術の先生である安雲さん主催のシェア会に参加しました。毎月、楽しみにしている安雲さんのシェア会。今回のテーマは、「環境と中身の違い 魂とDNA」。親や環境から受け継がれたものと、それとは関係なく備わっているものを見るという内容でした。
肉体は魂の乗り物と良く言われますが、自ら選べるのであれば、仲良い両親の元、愛情溢れる家庭で育ちたかったし、外見だってきれいな人が良かった。それなのに、なぜ敢えてこの環境を選び、この両親を選んで生まれたのか。シェア会に参加して数日経過した今、そんなことをずっと考えています。
私が育った家庭は、祖父母が同居していなければ、機能不全家族だったと思います。時代背景ももちろんありますが、兄弟間差別、すぐに手をあげる、褒めない、人格否定、過干渉、脅しで言うことを聞かせようとするなどは毎日繰り返されていましたし、それが当たり前の環境でした。そして、私は毎日のように母から父の悪口を聞かされていました。。。子供ながらに、なぜ離婚しないのかと不思議でした。母が私を愛情もない冷たい人間だと言うのはこういうところなのでしょう。でも、これは母自身がパートナーである父と向き合って解決しなければいけなかった事であって、子供の私を巻き込んではいけなかったと思います。こんな家庭の中で、家の中に味方がいないと感じていた私が、唯一、心の底から信頼し、どんな自分でも嫌われる事はないと絶対的な信頼を寄せていたのが祖父母でした。機能不全家族で育ったアダルトチルドレンに良くある症状に、私が当てはまるものが少ないのは祖父母の愛情を受けられたからだと思っています。
完全に機能不全家族だった場合、私の「伝える」という使命は封印され、育たなかったのかも知れません。それを防ぐために、祖父母が無条件の愛情を注いでくれたのかも知れません。無条件の愛情を受ける事で、光と闇を知り、人の放つエネルギーを敏感に感じ取ったり、人の愛というものを温かく感じたり、私に関わってくれる人に感謝の気持ちを持てるようになったのかも知れません。
仮に愛情溢れる家庭で、無償の愛を受けて育っていたら、きっと今の私とは違った感情を持ち、性格や思考回路も違っていたでしょう。光だけを見て育っていたら、闇の部分が見えず、これもまた私の使命が育たなかったのではないかと思います。あの環境で育ち、色々なことを経験し、色々な感情を味わったからこそ伝えられることがあります。そう考えると、自分の使命に気付くためには、必要な環境であり、全てが必要な出来事だったのではないかと感じています。
また後日気付いた事は、自分の感情の記録として追記していこうと思いますが、まず負の連鎖はどこかで切らなければ、代々受け継がれてしまいます。私をかわいがってくれた両祖父母が毒親だったとは思いたくありませんが、こんな負の感情の連鎖は私の代で終わりにしなければいけない。これは、家の親が毒親なのでは?と疑問に思った日から、絶対に息子にこの連鎖を繋いではいけないと強く思っていることです。正直、子育てにおいて何が正解なのかは分かりません。息子が自己肯定感高く、自分自身を大切にし、自分自身を満たせる大人に成長できた時、私の代で負の連鎖を断ち切ったと言えるのかも知れません。