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瘀血と血虚

2021.06.23 22:29

水滞は幅広い範囲で起こることが多いのですが、瘀血は、部分的に異常が起こっていることが殆どです。打撲や捻挫、骨折の後遺症などが原因で、その部分に瘀血が残って、全身に影響を与えているというようなことがよくあります。 


小さい時に足を怪我して、それが元で全身の症状が起こっていた人もいました。一生キズになっていたので、その傷口を触診してみると傷口の中央部だけに瘀血の反応があって膨れ上がっています。

もう十年以上もたっているのに完全には治りきっていないと言えます。その影響であちこちに痛みや凝りが発生し全体的な体調不良が続いていました。

足の調整をすると身体全体の不調が一気になくなっていきました。すると姿勢までよくなってしまいました。体調が良くなると、本人は全く意識していないのですが、姿勢が良くなってきます。姿勢は矯正するものではなく勝手に良くなるものです。

足首の調整を続けることで、これらの症状も良くなっていくだろうと予測できます。しかも、手の甲に金粒を貼っただけです。それで十分です。


最初は腰折れになり、体幹の中心も崩れてジッとしていることもできませんでしたが、調整後、姿勢に変化がでると自然にジッとしています。気持ち悪いからそうなるのであって、気持ち良くなれば自然にジッとしています。

足首にあらわれた瘀血は、同側の首の血虚にもなってバランスがとれなかった為に首や頭部に影響がでていたみたいです。身体にはエネルギー保存の法則のような法則があります。どこかが実であれば、対になっているどこかが虚になるということです。それは症状のあるなしには無関係です。


特に頸椎3番あたりに血液不足が起こっていましたので、血虚が頭部に起これば不定愁訴にもつながります。精神も安定しない状態にもなります。顏の形も左右差があり、肩の動きは健側の方が異常を起こしていました。 怪我は完全に治っていますが、瘀血は治っていないから、このような症状がでてしまう訳です。血虚が頭部に出てくると精神にも影響がでてきたりしますから、これでは原因は誰もわからないだろうと思います。


足首の瘀血がこれほど全身に影響を与えるというのは驚きです。しかも小さい頃に怪我した古傷がそこまで影響している訳です。瘀血と血虚はバランスです。単独で存在しません。

瘀血のあらわれかたは、水滞のあらわれかたとは違っているようです。