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東京の下まぶたのクマ治療専門クリニック

下まぶたの眼窩内脂肪

2021.06.26 02:48

東京(有楽町)の東京日帰り手術クリニックで金曜日に下まぶたのたるみ,クマを専門に治療しています形成外科・美容外科の奥村仁です.


今回は下眼瞼形成で処理される事が多い,眼窩内脂肪についてお話しします.脱脂脂肪移動術(ハムラ法)で扱われるのが,この部位の脂肪になります.

下まぶたの突出(大きいとBaggy eyelidと呼ばれます)の原因である眼窩内脂肪は,眼窩という骨の凹みの中で,眼球や眼球を動かす筋肉を取り囲みように上下,内外側に存在し,眼球を守る為のクッションの役割をします.取りすぎると役割を果たす事が出来なくなり,陥凹するので突出した部位を控えめに取る必要があります.


前方は眼窩隔膜という膜状の組織で覆われています.その前には隔膜前脂肪,眼輪筋,皮下脂肪,皮膚があるのですが,それぞれの組織が加齢性に萎縮・菲薄化すると,前方から支える力が弱くなり,突出の原因となります.


下まぶたの眼窩内脂肪は通常,内側,中央,外側と3つの部位に分かれています.脂肪を包んでいる固有脂肪膜を破ると,それぞれの部位の脂肪は,さらに2〜3に分けることができます.


術前座位でマーキングする際に,どの部位の脂肪がどの位出ているのかを診察・分析してから,手術を行います.突出の程度に合わせて切除し,切除量が適当かどうかは,切除した脂肪の量切除後座位のまぶたの形状で判断致します.


脂肪の周囲には脂肪を養うための血管が張り巡らされているので,出血・血腫の予防のために,切除する際には十分な止血が必要です.また脂肪の間には,眼球を動かす筋肉があります.特に内側と中央の間にある下斜筋は筋肉を確認した後,脂肪切除時に損傷しないように細心の注意を払います.