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欧州遠征2015夏-7-

2015.10.02 14:07

ゴッダルドを後にしてドイツに移動、その日の晩はフランクフルト空港で空港泊。

朝からDB103の撮影に出向いた。が、例によって雨。なんだかなあ…

こんな状況で広角で撮っても仕方ないので望遠でガチガチの編成写真で仕留めた。

線路際での接近戦。そんな状況で列車は日本の特急列車同等以上の速度でぶっ飛んでいく。老体DB103でさえも。 とてつもない風圧、中々に恐ろしい。

しっかし、動体保存扱いであるはずのDB103を定期列車をあんな速度で牽引させるとは…無茶苦茶させるドイツ国鉄です。

それにしても天気が悪い。こんな環境で撮り鉄なぞできたものではなく、タイミングよく開催されていたフランクフルトモーターショーへ向かった。

金のかかったドイツ車メーカーのパビリオン。平日なのにごった返す人。

日本のモーターショーと比べると如実に違うように感じられるその熱量に、そりゃあ日本市場は軽く扱われるよなぁと日本のあまりにも面白くないクルマ事情に頭を抱える。

翌日は工場廃墟世界遺産として(一部界隈)に名を馳せるフェルクリンゲン製鉄所へ。

場所としてはフランスとドイツの国境近く、サールブリュッケンすぐ近くの場所に位置するのだけど、フランクフルトから2時間、パリから2時間と近いのか遠いのか微妙な位置。

場所だけの問題ではない気がするけど、観光客も少ない。

ただ、それでもここは一度みるだけの価値があると断言したい。

朽ちた工場廃墟の雰囲気を合法的に中に入って安全に味わえるだけでなく充実した展示、全部丁寧に見て回ると3時間じゃまるで足りない。あまりの規模に何かの恐れから足すら竦む、いや実際に場所によってはとんでもない高度まで上がれてしまって本当に足が竦む。

それでもって学生は無料という。保存の姿勢や学生その他への対応が日本のそれとはまるで違う。もちろんこの絶妙な状態を維持するのは決して楽ではないことは素人でもわかる。が、それを成し遂げたことが素直に凄いと感じてしまう。学生は無料だというけども多少なりとも払ってやりたいくらいのもの。

軍艦島もこのような体系でもう少し中に入る事が出来ればとも思うが保存に本格的に乗り出し始めたのがつい最近のことで、崩壊の進んだ今では動き出すにはいささか遅かったか。そんな状況ではここフェルクリンゲンのような保存は無理であるようにも思えるけど、軍艦島がこんな風に見学できる世界を見てみたかった。

さて、 このあとパリに向かう予定だったけどTGVが満席でこの日のうちに到達する事は叶わず。その結果選んだキチガイじみたプランとは…つづく