禅と庭のミュージアム:竹原〜尾道〜鞆の浦の旅
2017.01.06 07:00
広島の旅、呉を出て東に向かう。
尾道に行く途上でせっかくなので竹原に寄る。竹原は初めて。
NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の舞台、竹鶴酒造がある街。
こんな古い街並みが残ってるのか、知らなかった。
尾道で尾道ラーメンを食べる。尾道は何度か来てるけど、いつもラーメンを食べるのみで散策したことがない。また来なくちゃ。
鞆の浦。瀬戸内海が優しい。
広島には、いい街がいっぱいある。鞆の浦の対潮楼で幕末坂本龍馬に想いを馳せ、竹原の街並みで大正昭和を巡る。呉、広島、宮島を巡って、まさにいろんな歴史を実感させられた旅だった。
最後に向かったのは、年明けにEテレでやってた『日曜美術館』の年始特番『ゆく美くる美』で片桐仁さんが訪れていた福山市の禅寺、神勝寺の『禅と庭のミュージアム』。
番組ではさわりしか紹介していなかったので、気になっていたのだ。
昨年9月に開館したばかり。ここは素晴らしかった。かなりオススメです。
広大な敷地の禅寺をゆっくり歩く。茶室や池や庭を楽しむ。
「無明という迷いや煩悩から離れるため、衆生が懸命に修行している姿を表した庭」
とある。ここは禅の修行の場所なのだ。
本堂には、白隠禅師のコレクション。
そして、番組では中を見せてなかった、洸庭。金色に輝いた異様な巨大建造物が山の上に建っている。
中は、うまく言えないけど、『洸』。実際に体験しないと、言葉にしても意味がないかな。
それはまさにアートであり、“禅”だった。