Eric Carle
本日もフローベルグOPENしました。
今日はエリック・カールの誕生日です。
オフィシャルアカウントで、エリック・カールの作品を窓辺に飾って、このタグ(#RememberingEricCarle)を付けて投稿し、誕生日をお祝いしましょう〜と言う投稿を見たので、当店もディスプレイ台に置いてみました。
先日エリック・カールが亡くなったと言う報道が出た際に、当店は特に投稿をしていないのですが、それにはちょっと理由があったんです…。
自分はこうして本を扱う「商売」をしているので、作家が亡くなった際に大きく言及して、その本を宣伝をするのが(そのつもりがなくても結果的に「宣伝」になってしまうのが)イヤなんですよね。
それが薄く弱いつながりだとしても、人の死を商売に繋げてしまっている感じがして。
個人個人の方が、こうした時に思い出を語るのは、とても良いな、と思いますし、慰められるのですが、お店のアカウントで、となると、うーん、と思ってしまっていたんです。
気がついている人は居ないと思うのですけど、今までも当店は追悼の投稿はいつも少し日を置いてからしていました。
まあ、こんなこと、誰も気にしていなと思うんですけど、うちのお店は特にそういう倫理という部分にはすごく敏感なお店です。
それも、何かを「する」事によってその倫理を体現するのではなく何かを「しない」事によって倫理を守っているので、気がついている人は皆無だと思うのですけれど、それで良いんです。
お客さまにはなんとなく、フローベルグはそういえばこういうことはしないな〜って無意識に感じられているくらいであれば、と思っているので。
本のことではない話ばかり、してしまいました。
エリック・カール、好きです。
自分の中ではお話の人ではなく、絵の人でした。
すごく、楽しい、素敵な、誰が見ても彼の作品とわかる、特異で、でも親しみやすい、まさに「絵本」たる絵。
絶妙にオシャレじゃないのも(笑)、すごいな、と思っていました。
92歳の誕生日、おめでとう。
どうかやすらかに。
これからも子どもたちと、沢山あなたの絵本を読ませてもらいます。