枝葉を見れば、木の種類がわかる。
2021.06.22 08:16
文章はよく木に例えられます。
一番伝えたいことは幹に。
その説明が枝に。
具体例が葉っぱに。
タイトルは根っこに。
例えば金城一紀さんの作品
『 フライ・ダディ・フライ』
このタイトルからは空が見えます。飛び上がるイメージが湧きます。
これが
『クライ・ダディ・クライ』
だったら涙が見えます。
こちらの物語では、平凡な中年サラリーマンが、娘のために最強で最悪の悪に立ち向かい、そして最後に勝利をおさめます。
物語を読み終わると、改めて「フライ・ダディ・フライ」というタイトルの意味が深く分かります。
自分の人生のタイトルはなんでしょうか?
そのタイトルから自分の人生が幹となって伸びていきます。
枝葉としての日々の出来事があります。
自分の人生のタイトルが周りにわかるような生き方をしたい。
「そのタイトル。君にぴったりだね。納得」
とりわけ人は忙しいと自分の人生のタイトルを忘れてしまいます。タイトルをしっかり確認し、たまに思い出す。
枝葉を見れば、木の種類がわかる。
そんな毎日を送ることができたらいですね。