ヨーロッパの名車
フィアット500との出会いは、一冊の本から。
スーパーカーブームがある程度落ち着きをみせていた頃、私は中1。父が仕事帰りに買ってきてくれた本がきっかけです。
講談社MOOK 第2巻 第3号
ヨーロッパの名車
昭和52年8月10日発行
ヨーロッパのクルマを幅広く紹介しているこの本。中1の私はスーパーカーの写真がお目当てで飛びつき、繰り返し眺めていました。すでにその頃、フェラーリ512BBとランボルギーニカウンタックの対決(比較)記事には、他でも幾度となく目にしていたため、なんとなく飽きがきていたこともあって、興味は次第にスーパーカー以外の車の記事へ。
そんな時に目に留まったのがシトロエンCXの写真。
路上駐車のクルマたちが、バックにたくさん写り込んんでいる中で、変な形のクルマに、私の視線は釘付けになりました。
それからはもう気になって気になって仕方がなく、取り憑かれてしまったのです。
「不思議な形だなぁ」
「こっちが前でいいのか?」なんて思ったことも…。
でもこの車が、ルパン3世のあの車だと、私の中では結びついていなかったんです。
再放送で何回も観ていたTV1stシリーズに登場する車をスバルだと思ってました。のちに映画「カリオストロの城」にも登場し、雑誌などで紹介されたのを見て、ルパン3世のクルマがフィアット500だったことを知ります。さらに、写り込んでいたこのクルマをよく見ると、ルパン3世のクルマと同一であることにも気付いたのです。
「そうか。このクルマはフィアット500っていうんだ…」
このムックをめくっても、フィアットのページに500は紹介されておらず。既に生産中止されていたからでしょう。当時現行型だったフィアット126については記載されていました。
フィアット500は、私の趣味の世界を拡げてくれたクルマ。私にとって no 500 , no life は言い過ぎではありません。でもきっかけは、こんなひょんなことからだったのです。