【ツインレイ】あんなに愛し合ったのに
男性レイは、潜在的な 愛への恐れ に耐え切れず
女性レイの前から姿を消そうと決断します。
ですがこの段階での男性レイは、決断の理由が
愛から派生する恐れであるとはまだ気付いておらず
ふたりの関係に不協和音が流れ始めた原因は
全て女性側にあると考えています。
だからこそ、女性レイを自分の敵のように見据え
ひたすら逃避を続けることになります。
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確かに、不協和音の生じた原因は
女性側にたくさんあるでしょう。
自分自身に対する自信のなさによって
男性レイの深い愛情を受け取ることが
上手にできなかったかもしれません。
そして、受け取ることができないにも関わらず
男性レイの愛を試すようなことがあったかもしれません。
こんなにも愛しているのに、どうして
自分の愛を分かって(受け取って)くれないのか?
男性レイのこのような思いは
やがて女性レイへの不信感に変わりながら
結果的に別れの決断へと至っていきます。
男性レイの一方的な思い込み / 心情としては
「彼女に裏切られた」という虚しさもあるのです。
再会を迎えた頃の女性レイの姿は
男性レイの瞳には全くの別人として映ります。
それは、女性レイが輝かしい進化を遂げている
からに他なりません。
「自分の知っている、かつての彼女ではない」と
男性レイは少なからず動揺を覚えることでしょう。
男性レイにとっての女性レイの進化と変化は
良くもあり、悪くもあります。
前者の良い変化とは「自己を確立した彼女」です。
これまで自分に向けられていた
執着心や依存心が小さくなっていることから
女性レイの内面的変化と精神的自立を感じ取ります。
そして、後者の悪い変化とは
「もう、自分を愛してはいないかもしれない彼女」
再会を経て統合期に入るまでは、お互いの気持ちを
真正面から確かめ合えることは一切ありません。
加えて男性レイは、新しく変化した女性レイの姿から
気持ちの真相を正しく汲み取ることもできません。
執着心と依存心を可能な限り手放しながら
精神的な自立を果たした女性レイは
男性レイにとっては全くの別人であると同時に
「自分の手から離れた遠い存在」のように感じられます。
あんなに愛し合ったのに
やっと会えたのに、どうして?
女性レイの素直な本当の気持ちを
直接確かめることが叶わない状況の中で
次第に男性レイの心は焦燥感へ駆られていきます。
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男性レイに「自分を愛してはいないかも」と見られるのは
女性レイがゼロから生まれ変わった証拠です。
光の使命への取り組みも、既に始まっているはずですので
以前のように「彼一色の世界」ではなくなっています。
ですが、もうひとつの理由としては
男性レイと同じように 愛への恐れ も考えられます。
サイレント期間中に受けた心の傷、即ち
男性レイの冷たい態度や激しく拒絶された記憶が蘇り
愛への恐れが増幅されてしまいます。
この恐れに阻まれ、素直に振る舞えなくなりますし
「昔の私には戻らない」との決意表明もあるでしょう。
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心配しなくても、女性レイが
昔の姿へ完全に戻ることは決してありません。
素晴らしい進化を遂げているのですから
完全に戻ることは不可能に近くなります。
ただひとつ、取り戻した方が良いものは
男性レイと愛し合っていた頃の温かい雰囲気
直接的な言葉などではなく
女性レイから温かい雰囲気が間接的に伝わってくると
男性レイの不安や焦燥感はゆっくり解消されていきます。
そして、解消されていくに従って
ふたりの現実的なコミュニケーションがスタートします。
再会後の男性レイが渇望しているものは
ふたりが愛し合っていた頃の懐かしい感覚です。
この感覚をお互いが取り戻すと
ふたりの恐れは少しずつ消えていき
代わりに 愛への自信 は強さを増していくはずです。