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旅のチカラ、旅のカケラ

ずぶぬれの朝

2008.03.26 04:00


目覚ましのアラームが部屋に鳴り響いた。

早朝5時。

今日で2日目のトライのための早起き。

しかし、無情にもシトシトと落ちる雨音を耳にし、

小さくため息をついた…。


ここは古都ルアンパバーン。街には約80の寺院があり、

毎朝、僧侶たちが喜捨を受けに街を歩く、托鉢の儀式が見られる。

オレンジの袈裟をまとい、一列に並んだその姿をひと目見たい!


だからこんな時間に目覚ましをかけた。

先日も書いたが、無類の寺好き。理由は不明。

まぁ、不謹慎な言い方だが、ディズニーランドに例えれば、お寺がアトラクションで、

托鉢はパレードといったところだろうか。

昨日も同じ時刻に目を覚ましたが、しい雨…。

これじゃ托鉢は無理だろうと、再び眠りについてしまった。


だから今日こそと期待に胸を膨らませていたのだが、

ラオスの天気はなかなか味方してくれないようだ。

降り止まない雨のなか、身支度を整え、そっと部屋を出る。


まだ薄暗い街に、鮮やかなオレンジの列が飛び込んできた。


いた!


傘を差し、そぞろ歩く僧侶たち。

地面にござを敷き、身をかがめて拝む街の人々。

降りしきる雨の中でも、

信仰の深い彼らには1日のはじまりを告げる大切な儀式なのだ。

ずぶ濡れになりながら、その光景を食い入るように眺めた。

霊験あらたまるような気持ちで。


こんな風に始まる朝って、なんだか得した気分。