7月の限定豆
全国的に梅雨入りしましたが、すでに梅雨明けが気になっているta2です。
天気は良くないですが気温も高くなり、アイスコーヒーが益々美味しい季節になってきましたね。
コーヒー豆からアイスコーヒーを抽出するのは手間が掛かりますが、自分好みの味わいを発見する楽しみもあるので、この夏は色々な抽出方法を試そうと思います。
ブラウンチップでは約30種類のコーヒー豆をご用意していますので、飲み比べていただくのもおすすめです。
おすすめ候補として7月の限定豆をご紹介します!
マラウィのゲイシャ
マラウィ共和国 ミスク農協 マケイェ AAA/AA
マラウィ共和国はアフリカ大地溝帯に位置する南北900キロに及ぶ細長い内陸国。国土のほとんどが高原であり、マラウィ湖が大きな面積を占めています。
熱帯性気候ですが高地は比較的涼しいため、コーヒー栽培には非常に適しています。
コーヒーが伝わったのは1878年。スコットランドのブランタイヤにあった1本のコーヒーノキが移植されたもので、品種はニャサと言われ、ウガンダとタンザニアに伝播したものと同じブルボン系。
生産地は、マラウィ北部州にあるミスク農協に加盟しているマケイェ村。
ミスク農協は、北部マラウィの中心地ムズズ市から320キロ離れ、マラウィとタンザニアの国境としているソングェ川にほど近い場所にあり、※ムズズコー ヒー組合の50%強の生産量を占めています。2009年にフェアトレード認証、2011年4C認証を取得。現在オーガニック認証取得を目指しています。
※ムズズコーヒー生産者組合とは、ミスク農協、東南ムジンバ農協、ポカ農協、東ンチシ農協、北ビピヤ農協の5つの農協でできている組合。
マラウイでは豆の大きさ(スクリーンサイズ)によって規格化されます。今回は、AAA/AAという上位に格付けされた大粒豆です。
品種はゲイシャ種。近年大変注目されているゲイシャ種なのですが、マラウィで栽培されているゲイシャは、M.A.シディキ博士が土壌真菌の研究のために使用していた品種でゲイシャ56と言います。
同じゲイシャでも有名なパナマのゲイシャとは違い、長細くなく丸い形状をしています。香味もパナマほど個性的なゲイシャフレーバーはありませんが、中煎りでも深煎りでも秀逸な味わいを発揮してくれます。
当店ではあえてシティーロースト(中煎り)で焙煎することで最大限に甘みを引き出しています。
マラウィのコーヒー豆の輸出量はまだまだ少なく、希少なので是非この機会にマラウィのゲイシャを味わってみてはいかがでしょうか。