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魅惑のマリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル

2017.01.15 07:34

こんにちは、スワンです( 'ω')

すっかり2017年も始まって仕事とかようやくペースが戻ってきたこの頃。


そんな先日、年明けから気になっていた渋谷の東急本店にあるBUNKAMURAで開催されているマリメッコ展に行ってきました。



ちなみに今回は仲良すぎて(そろそろヤバイ)と噂れる会社の同期のひとりと一緒に。

ハシャギすぎて最早ピントも全く追いついてないアグレッシブさ。展示とかはやっぱりもともとアートとかが好きな人といくとペースとかテンポとか合って気持ちよく回れるのでいつも感謝です(横線は愛です。)



今更だけど、マリメッコって?



さて、マリメッコといえばアートもデザインもゆかりもない人も誰でも知ってる「あの花のマリメッコね!!!」となるほど世界的に有名な、そう、あのマリメッコ。

巷でもトートバックとかスカートとかハンカチとかポーチとか...etc、女性なら一度は「なにこれかわいい!」と人生の中で胸を躍らせたことがある柄ではないでしょうか?


ただ、それ以上のことはあんまりよく知らない。


なんて方も少なくないのではないでしょうか?

自分もそうだったのですが、なんとなくテキスタイルに特化してパターンを作っている...ぐらいの前知識でした。またマリメッコと言われるとこの柄が頭に浮かぶ方が大半ではないでしょうか?

 ファブリック ≪ウニッコ≫(ケシの花)、図案デザイン:マイヤ・イソラ、1964年 


この柄はウニッコと名付けられています、そう実はこれはマリメッコじゃないという。笑

じゃあマリメッコってなにを指すのか。



マリメッコとは?

マリメッコ (Marimekko Oyj) は、フィンランドのアパレル企業で、同社が展開するファッションブランド名 (marimekko) でもある。鮮やかな色の大胆なプリント柄をデザインした商品ラインナップが特徴。フィンランドを代表するデザインハウス、マリメッコは1951年、アルミ・ラティアによってヘルシンキで創業されテキスタイルデザインを学んだのち、広告代理店で経験を積んだラティアの元へ才能あるデザイナー達が集い、優れたデザインと巧みなPR戦略によって、60年代には世界的なブランドへと成長していった。


そうマリメッコとはブランド名でありデザインハウスの名前なのです。

マリメッコさんという人がいるわけでもない。笑



私たちの知らない、マリメッコの一面。


会場は撮影禁止だったので写真はないのですが、私たちが今まで商品などで見てきたマリメッコとは全く違う一面を見せてくれる展示でした。


まず、マリメッコは各デザイナーの比重が非常に強くパターンに現れているということ。

展示はデザイナーごとに作品が分けられていて、それぞれ歴代の「マリメッコの顔を司った人々」と共にレイアウトがされています。ブランドやパターンでこのように個人を押し出すというのはちょっと珍しいというのもあり(イッセイミヤケみたいなオンリーワンブランドならありますが)見ていて非常に面白い構成でした。


マリメッコというブランドをずらさない軸は持っているものの、ひとりひとりがアーティストのようにそれぞれの味を大事にし、また会社からも大事にされていたように感じました。


マリメッコといえば大胆で大きな花やモチーフが描かれるようなイメージもありますが、中には写真作品のようなパターンもあったり、日本人のデザイナーも数名いて和を大胆に取り入れた柄もありました。「これもマリメッコなの!?」と驚くような作品ばかりで、自分が知っていたマリメッコとはあまりにも表面的な部分だけだったんだなあと感じました。


パターンと一緒に洋服の型も考えられていて、ストレートな直線を生かしたデザインのものが多く見られました。なんでも戦争が終わって、コルセットやら仕事着やら「女性はもう服に縛られなくていい時代だ」という素敵なメッセージと願いが込められているとのこと。まさに自由を象徴したブランドなんだとか。

なので体型よりも柄がどれだけ美しく見えるか、というのがマリメッコのワンピースのテーマなんだそうです。どれもこれもシンプルなのに、大胆な柄との絶妙な組み合わせが本当に可愛いかったです。


またマリメッコは全てのパターンに名前が付けられていて、まるでというか、扱いはアート作品と一緒のような扱いがとても素敵に感じました。




その中でも個人的に食器やカラトリーに使われた柄の中でもビビッ!ときたものがありました。

それがこちらの丸皿↓


かんわいいいいいいいいいいい( ゚д゚)!!!!!!!


こんなマリメッコ、知らないし見たことない!(と思いません!!!!?)


もう展示されている姿を見た瞬間に「超ほしい」と思ってしまい、案の定(こういうときに限って)最後のグッツコーナーにしっかりあるんですよね。謀られた気分ですがまあいいでしょう友人にも押されいつの間にかお買い上げさせていただきました。笑




水彩画のような柄で彩られたお皿。

印刷方法がわかりませんが、一枚一枚のムラが多少違うのでまるで一点物のようなお皿。かわいい、嗚呼、もうなにこれ超可愛い(この喜びと興奮をどうにか伝えたい)


お皿って一度真っ白ブームがきたあとに柄ブームがくる説を個人的に信じているのですが、わたしはまんまとその流れにはまっています。でもお気に入りのものを1枚2枚持っているだけで毎日の食事とか料理とか景色を変えたようにすごく楽しくなるので、食器って素敵だなあと思います。



さいごに


さて、最後はお皿に持っていかれてしまいましたが(笑)

やはり今回の見所は何と言ってもマリメッコのテキスタイルとしての多彩な一面を見せる今回の展示内容、今まで見たことない様々な表情のマリメッコに出会えるので超オススメです。


まだ会期中なので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


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マリメッコ展

【会期:】2016年12月17日(土) ─ 2017年2月12日(日) 

【会場:】Bunkamura ザ・ミュージアム 〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1

【開館:】時間午前10時~午後7時00分(入場は午後6時30分まで)

 毎週金・土曜日は午後9時まで(入館は午後8時30分まで) ※12月31日(土)を除く 休館日


それではまた( 'ω')b