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(有)小川屋

「純米一度火入れ原酒 まんさくの花 山田穂70」

2021.06.29 02:40

「純米一度火入れ原酒 まんさくの花 山田穂70」

(日の丸醸造株式会社/秋田県横手市増田町)

 


「山田穂(やまだぼ)」を精米歩合70%に磨き、「秋田No.12酵母」を使って作られました。

芯の強さとしっかりとした酸味、米本来の甘みが味わえます。山田錦より、全体的に力強い印象を感じました。


この純米原酒は、まんさくさんの純米大吟醸「Family Hisotry」に続く2回目の挑戦で、まんさくさんでは初めての「山田穂」単体での仕込みとのこと。(「Family Hisotry」も当店のアカウントで4/8にご紹介しています)


「山田穂」は、酒米の王様・山田錦の母親にあたると言われている酒米で、明治から昭和の初めまで兵庫県で栽培されていました。

一時は栽培が途絶えましたが、1991年に灘の酒造メーカー・白鶴酒造が再度栽培を試み、復活。なお、正式名称は「新山田穂1号」なんだそうですよ。

 



【価格】

720mℓ 1,590円(税込)

 



 

【小川屋スタッフから】        

「やまだほ」と読まれがちですが、正しくは「やまだぼ」です。今日のお酒のラベルにも、光り輝く「YAMADABO」が。

それにしても稲を使った紋のデザインもシックで、ついつい見とれてしまいます。


先週の金曜日と同様に、単一の酒米を使ったお酒というのは酒米の個性が全面に出ます。

酒米の違いを飲み比べるのは、日本酒を飲むときの楽しみのひとつですね。


米の持つ旨み、香り、きめ細かさ、コク、キレ、力強さ等、それぞれがユニークで、みんなちがって、みんないい……と詩人の一節を思い出して頷きました。


皆様もぜひご賞味ください。