KD ハッファー レビュー 2021.06.30 07:26 今回のレビューは、トランスフォーマー キングダムより、“KD EXー05 ハッファー” です。 “戦え! 超ロボット生命体 トランスフォーマー” より、オートボット、ミニボット部隊の一員、“技術者 ハッファー” が,キングダムでリメイクされました。 日本名のドラッグと呼ぶほうがしっくりきます。 というか、ハッファーて、日本語だと発音しにくい。 それで呼称が変わったんでしょうか? 由来はなんなのかな? 本名のハッファーのほうの意味は、不機嫌なヤツ、ということらしく、見ためやビークルモ-ドのモチーフが由来ではなく、悲観的、批判的なその性格からきているそうです。 アニメ第1作では印象的なシーンもいくつかあったのですが、ザ・ムービーでいつの間にか戦死していたようで、2010でお墓が出てきます。 ザ・ムービーにおける初代キャラ大量リストラの被害に遭った1人ですね。 これまでも、海外では何度かリメイクトイが発売されたようですが、少なくともヘケヘケ以降、G1準拠のリメイクトイが日本で発売されるのは今回が初めてのはず。 しかし、同じミニボット部隊のワーパスが一般販売されたのに対し、こちらはモール限定に・・ 新規型の1人めなのにモール行きというのはグラップルやクリフと同じ扱いですね。 まぁ、知名度的に仕方ないか。 グラップル、クリフともにより知名度の高い同型が一般販売になっていますが、ハッファーの同型でキングダムWAVE4での発売が確定しているらしいパイプスの知名度はハッファーと同程度でしょうし、彼が一般になることはないかな。 となると、どちらもモールというバトルチャージャーと同じ運命を辿りそうです。 それでは、レビューしていきます。 もうパッケージの紹介は割愛しますね。 ちなみに、ゴールデンディスクカードはまたアークでした・・ あれ? WAVE2からカードの種類変わったりしないの?ロボットモード チョロQ(て、もうわからない世代が多いのか?)サイズだったオリジナルトイとアニメではロボットモードのデザインが大きく違ったのですが、今回はもちろんアニメデザイン準拠で現代ふうにブラッシュアップ。 小柄ながらマッシブなプロポーションになっています。 頭部は比較的フラットなデザインで、菱形の目が特徴的ですね。少し悲しげに見えるのも性格を反映している感じ。 まさしくドラッグです。 トレードマークともいえる背中から頭に被ったガワ(ビークルモードの運転席)もちょうどいいボリュームです。 なお、ガワは内部のヒンジを動かすことである程度位置を調節可能。 かなり本体に密着した位置にもできますが、そうすると腕の可動に干渉します。 腕部は太く逞しくなっており、普通に肩から生える構造に。 アニメデザインだとボディから軸(あるいはブロック状のパーツ)が生えていて、そこに腕部が接続されている・・というデザインでしたが、より自然なデザインにアレンジされました。 全体にがっしりしつつもなんとなく可愛らしい、バランスのとれたプロポーションだと思います。 でも、よりアニメっぽい腕部構造のパターンも見てみたかったかも。 ボディのブルーは成型色ですがなかなかい色。 一方でオレンジはツヤのせいもあって若干プラ感強め。 腕部のシルバーは肘以外塗装です。 背面。 ビークルモードの運転席をほぼそのまま背負った格好になります。 重心が後方に偏りがちですが、踵が長くとられているので自立はまぁ大丈夫です。 ミニボットなのでデラックスクラスとしては小柄なぶん、みっちりと密度感がありますが、唯一脛の裏だけは空っぽなので、ここに蓋ができれば完璧でしたね。付属武装ブラスター 新規デザインと思われる大型のブラスター。 表面は塗装されています。 のちに紹介するギミック以外、とくに拡張性はありませんが、銃口は一応3㎜なのでエフェクトパーツの取り付けは可能です。シールド こちらも新規デザインで、やはり表面は塗装されています。 覗き穴が空いており、先端はクロー状になっていて格闘武器としても使える感じ。 裏面には3つの5㎜軸があり、肩や前腕の5㎜穴に装着可能。 軸が短めなので、手では少し持ちにくいです。 背中のガワに取り付けることもできますが、ライトなどと干渉するので、基本的にこの向きでの取り付けになります。ビークルモード 牽引トラックにトランスフォーム。 小さくて可愛い。 オリジナルトイほどのデフォルメ感はないですが、その雰囲気も十分にあります。 車体はほぼオレンジ一色になってしまいますが、ワイパーやグリル、ミラー、ライトなどは細かく造形、塗装もされています。 ウインドウはもちろんクリアパーツ。 後ろから見るとロボットモードの拳が丸見えですが、色のおかげか、さほど気になりませんね。 オリジナルトイ、アニメともに、ハッファーのビークルモードははこのようなキャブだけの状態だったのですが、今回は付属の武装を組み合わせることで荷台を構成し、それを取り付けることができるようになっています。 まずブラスターを左右に分割し、それをシールド側面にはめ込こむことで完成。 シールドは表裏を逆にしたほうがよかった気がする・・ 荷物落ちますよ、これじゃぁ(笑)。 ともあれ、ビークルモードの後部フレームに取り付けることでお洒落なオレンジ色の軽トラができました。 これまた可愛い。 また、荷台以外にも後部フレームにER オプティマスに付属のトレーラーを取り付けるられるようになっています。 接続は前後2ヶ所から選択。 アニメ劇中、負傷した司令官に代わってトレーラーを牽引していったシーンの再現が可能です。。 オリジナルトイではサイズ的に不可能でしたからね。これは嬉しいギミック。 このためにトレーラー付きの司令官はキングダムでも再アソートされたのかな?(もちろん日本ではスルー)比較画像 WFCトリロジーシリーズでリメイクされたミニボットの仲間たちと。ロボットモードで。 ミニボット部隊のなかでもとくに小柄なバンブル(およびクリフ)よりは一回り大きいですね。 ワーパスとは、頭の位置はほぼ一緒ですが、ガワのぶん全高はハッファーのほうが高くなっています。 ビークルモードでも。 バンブル型の小ささが際立ちます。 今回のリメイクミニボットは、みんなビークルモードの出来も素晴らしいですね。 WFC バンブルビー レビュー KD ワーパス レビュー 一般的(?)なデラックスクラスキャラと。ロボットモードで。 デラックスクラスでも大きさにかなりバラつきが出てきましたね。 こうなると価格の統一には弊害のほうが多いのではないかと思えてならない・・ ビークルモードでも。 ビークルモードだとプロールよりも気持ち大きくなるんですね。 面白い。 ER プロール & アイアンハイド レビュー 司令官と。ロボットモードで。 ボリュームはおおよそ半分くらいですかね。 ビークルモードでも。 こちらでもけっこうなサイズ差があります。 でも、普通にトレーラー引っ張っていきましたね。 ハッファーは力持ちだなぁ。 ロボットモードではマンモス持ち上げたりもしてましたしね。 本当に技術者?(笑) ER オプティマスプライム With トレーラー レビュー 以下、画像 基本的な可動はしっかりこなせます。 足首のスイング幅刃底まで広くはないですが、長い踵のおかげもあって自立は安定。 膝は可動軸がけっこう下にあり、綺麗な立て膝が可能です。 正座も可能。 変形都合で上半身が倒せるので、意外にスタイリッシュなポーズも。 ただし、ガワは付いてこないので匙加減が大切ですが。 スタンド対応穴は腰裏にあります。 拳は回転できませんが、これも変形都合で内側に曲げることができるので、両手で荷台状態にした武装を持たせたりも。 こうすると荷台もなんらかの強力な武器に見える ! TFをダメにするソファー。 本体とガワの間に荷台を挟んで背もたれにしてみました。 ただ挟んでるだけなので固定はされませんが。 ダメにするもなにも、ほぼ自分が変形してるだけだし・・ 司令官に子守を命じられたハッファーさん。 完全に割り切った表情で、粛々と任務をこなします。司令官「ダメだ・・トレーラーを頼む、ドラッグ。 ハッファー「了解です、司令官! あと、名前本名に戻しました。司令官「そうか、すまない・・代わりにその荷台くらいは運んでいく。 乗せてるだけですが、とくに違和感はないですね。 なおハッファーさん、トレーラーの牽引はできますが、コンテナ内部に搭載はできません。 パイプがつっかえちゃう・・ 同時にモールから発売されたラクトナイトのウエポンモードを装備して。 ラクトナイトの武装モード、説明書などで素体として使われているのが今回のハッファー。 同様にパレオトレックスの素体にはワーパスが使われていたのですが、この2人は日本での発売がずれ、販売形式もモールと一般に分かれてしまいました。 しかし今回はぴったり合わせてきましたね。 しかし、パレオもラクトもプレダコン・・要はデ軍勢力なのに、なんでオートボットが着込んでるいるのか? やはり倒してその残骸を武器にした、という解釈なのか? でもマキシマルのウイングフィンガーはトラックスに。 ちなみに、ハッファーとラクトナイトだとラクトナイトのほうがナンバリングが先であることに、最近始めたTwitterでの次回予告のあとに気付きました。 なるべくナンバリング順にレビューしていくつもりでいたんですけどね・・ まぁいいや(笑)。 ミニボット部隊、アターック!! 第1期からのレギュラーメンバーで。 ほかの3人も並べたい・・ハッファー「トランスフォーム! バンブル、乗れ!バンブルビー「オーケー、ドラッグ! ハッファー「だからもうドラッグじゃないって。バンブルビー「じゃあボクのことも略せずにバンブルビーって呼んでよ。 面倒臭いなぁ・・(笑) 以上、“KD ハッファー” でした。 わりとマイナーと思われるミニボット初期メンバーの1人がこんなに理想的なかたちでリメイクされるとは・・ オリジナルトイとはまったく違う(笑)、アニメデザイン準拠のロボットモードから、比較的シンプルで可愛らしいトラックにかっちり変形。 また、ミニボットには付属しないことの多い武器を新規でデザインし、組み合わせることで荷台にして、ビークルモードでも余剰にならないなど、トータルでデイザンが成立しているところも素晴らしい。 1番の特徴でもある運転席のガワがけっこう動かせ、いろいろと遊べたのは予想外でした。 変形もシンプルですが、前輪の収納など、地味に細かいパーツ移動もあってなかなか楽しいです。 正直、パワーオブザプライム以前のレジェンドクラスでミニボットはけっこう数が揃っていただけに、またリセットするようなことやめてよ・・とも思ったのですが、クリフにバンブル、ワーパス、そして今回のハッファー(ドラッグ)とすべて良作ですし、やはりこのフォーマットで全キャラコンプリートを目指してほしい気持ちが強くなってきました。 当初発売が予定されていたギアーズの発売中止が悔やまれますが・・ なんとキングダムは延長戦でWAVE5もあるらしいという話、そこに滑り込んでくる可能性もあるのではないかと、期待しておきます。 でもその前に、WAVE4のパイプスですね。 もちろんハッファーのリデコになると思うのですが、オリジナルトイではボディの前後を入れ替えるという大胆な仕様変更があったキャラです。 しかし今回のハッファーを見る限り、単純に上半身を180度回すだけでオーケーという感じではないので、以外に新規パーツ多そうで楽しみです。 早くWAVE4の正式発表来ないかなぁ。 もちろん、残りのWAVE3アイテムの日本での発売日も早く確定してほしいですが。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。