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旅のチカラ、旅のカケラ

もうひとつのチベット

2008.04.10 12:00


松賛林寺を後にし、宿へと戻った。


その途中、昨日さんざん探したのに見つけられなかった

レンタサイクル屋を目にしてしまった。

観光魂に火がついた。

15元を支払い、パスポートを預けて

マウンテンバイクを手にした。


目指すは「ナパ海」。


海とは名ばかりで、1つの湖である。

国の保護鳥の黒頚鶴の繁殖地、珍しい高山湿地として

自然保護区に指定されていて、

乾季と雨季で大きさが変わる季節湖で、

毎年の10月から3月までは完全に干上がり

沼地の草原のような湿地と変わるのだとか。

水がなくなった夏には、チベット人が牛たちの放牧に訪れる。

チベット=大草原

このイメージが強く、どうしても見たい景色のひとつだ。


街から約10キロ、

標高6000mを越す「梅里雪山」へ行く途中にある。

バスはなく、タクシーで50元と言われていたので

レンタサイクルはありがたい。

さぁ、峠を攻めるぞ!

今日も力強くペダルを踏みしめた。

絶景?絶叫?

クラクションに急かされながら、崖道を上りきり、

大きく吸った息を吐き出すように

急な坂を一気に下った。



大きな牛や黒い豚、そしてヤクの姿も見える。

風の谷には大草原が広がっていた。

この標高で、この空気の薄さで

誰がここまで自転車で来ると想像するだろうか。

正直、あの峠を見たときはさすがに無謀かとも思った。


でも、できた。


やっぱり“信じる”力は偉大なんだ。

自分の限界だって、このペダルが超えていくんだから。