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モノづくりの味方「クラウドファンディング」の活用

2017.01.16 09:43

モノづくりが好きな方の中には、いつか自分が作ったものを製品化して、起業したいと考える方も多いでしょう。しかし、製品化や起業をしたいと思ったときに大きなハードルとなるのは、資金集めです。

最近では、資金を集める新しい仕組みとして、「クラウドファンディング」が注目されています。製品の魅力や作り手の情熱をネット上でアピールして、多くの人から少しずつ出資してもらって、資金を集める方法です。

モノボックスを運営するジャムハウスは、書籍「次世代ファイナンス クラウドファンディングで世界を変えよう!」(著者:佐々木敦也さん)を発売中です。利用者、運営者、出資者それぞれの目線から、クラウドファンディングについて詳しく解説した1冊です。 本書の一部をご紹介しましょう。


(本書40ページより)

 クラウドファンディングとは、どのようなものでしょうか。例えば、次のよう な質問があったとして、考えてみましょう。

 [質問]新しい事業をスタートさせる予定があり、現在、資金調達の手段を検討中です。インターネットで幅広く資金を集める「クラウドファンディング」に注目していますが、どれほど有効な資金調達手段になるのでしょうか。本格的なビジネスの用途には向かないイメージもありますが、スタートアップ企業にとっても役立つのでしょうか?

 クラウドファンディングとは、新規・成長企業と投資家をインターネットサイト上で結びつけ、多数の投資家から少額ずつ資金を集める仕組みを利用して、夢や想いを実現するという資金調達方法をいいます。資金を提供した人に対するリターンの形態により、主に“寄付型”、“購入型”、“金融型”として貸付型.ファンド投資型、株式投資型の3つのタイプがあります。


本書では、図版も用いながら、難しい用語もわかりやすく解説しています。 今後、モノボックスでは、本書の内容を少しずつお見せしていく予定です。


【佐々木敦也さん プロフィール】

有限会社あおむしマネジメント 代表取締役 1983年 筑波大学第一学群社会学類(法律学専攻)卒。住友信託銀行(現三井住友信託銀行)、および朝日生命保険でエコノミスト、債券・為替ファンドマネージャー、朝日ライフアセットマネジメントで年金ポートフォリオマネージャー等を歴任。 2003年 既存にない経済・金融サ-ビスを目指して独立。豊富な金融経験を活かし、起業支援NPO、金融コンサルティング・不動産・M&A・投資教育事業会社などを設立、運営を行う。実績案件多数。

2014年 クラウドファンディング事業を行う一般社団法人「筑波フューチャーファンディング(TFF)」を設立、代表理事に就任。 現在、TFF運営の傍ら、クライアントにFA(ファイナンシャルアドバイザー)としてM&Aを含む幅広い財務戦略アドバイス(資金調達~資産運用)を行っている。 主な著書に、『中小ベンチャー企業経営者のための”超”入門 M&A』『次世代ファイナンス クラウドファンディングで世界を変えよう!』(以上、ジャムハウス)などがある。

【資格】 公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員 宅地建物取引士