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旅のチカラ、旅のカケラ

メ・グ・リ・ア・ワ・セ

2008.04.27 14:45


アラビアンフード?

そんな文字に心惹かれて入ったお店。

大きな串に刺さった肉を包丁で切り落とし、

ケバブを作って出してくれた。


体格のいいご主人は、どうみても中国人でない。

つたない中国語で話しかけると、

「英語でいいよ」と笑ってくれた。

以前はサウジアラビアでお店をしていたそうで、

最近ここカシュガルに移転したのだとか。

現地からスパイスを取り寄せているから美味しいんだ!と

自信に満ちていた。


うん、たしかに美味しい。

ピタと呼ばれるナンによく似たパンに、

肉、トマト、キュウリ、レタス、

そして揚げたてのポテトも入れてくるくると巻く。

マックのラップサンドを想像してほしい。

会話をつづけていると、

彼はパキスタン人だということが分かった。


「パキスタンに行きたいんだよ!

フンザ!キレイな場所でしょ?」(KAZ)


「フンザは小さい町だけど、ベリーグッドさ」(ご主人)

「でもね、ビザがないんだ…。日本人にとってパキスタンは

入りにくい国なんだ」(KAZ)

「大丈夫さ。キルギスでビザを取ってこればいい」(ご主人)


そうそう!まさにその予定なんだよ!

明日、キルギスへ行くんだよ!


これは何かの巡り合わせだろうか?

出来すぎた偶然に、俄然希望が湧いてきた。

難しいと言われるパキスタンビザが

なんとかなる気がしてきた。


「いざとなったら大使館で見せたいから

一筆、紹介状を書いてよ」(KAZ)


「もちろんいいよ!絶対大丈夫さ」(ご主人)

グニャグニャとした文字が紙を走る。

さぁ、飛び出してごらん!

そう言ってる気がしてならない。

重たかった空気が動き出した。

“流れ”ってやつがこっちに来てる。

今なら無敵さ、きっと。


ワクワクした気持ちが一気に溢れてきた。

「ありがとう!ビザをもらったらここに戻ってくるから、

絶対覚えておいて」(KAZ)

するとご主人はケータイを取り出し、写メをパチリ。

「これでジャパニーズフレンドだ。

戻ってきたら美味しいケバブを作ってやるよ」(ご主人)


明日はキルギス。

まったく知らない国だし、先も読めない。

でも、このメグリアワセを信じて進もう。