化学反応式の解き方
(公立中学)二年で現れるそいつは、
生徒たちをちんぷんかんぷんの闇に連れて行きます。
奴の名は、化学反応式。
最強の敵、イオンにもつながる憎き?この敵を、
今日はちょちょいと倒しに行きましょう。
多くの生徒が化学反応式で苦しむ理由は、
「化学式」が覚えられていないことにあります。
ちなみに、この化学式。世界共通です。
海外で水が欲しい時、現地の言葉で「水」がわからなくても、
H2Oと書けば水が貰えますね。よかったね。
ということで、
水(H2O)やマグネシウム(Mg)、硫化銅(CuS)などのメイン所はもちろん、
炭酸ナトリウム(Na2CO3→ナツコサンと覚える)など、
ちょっとレアなやつも覚えておくとテスト前に安心できます。
また、2H2OのHの前の2と後の2の違いは大丈夫ですか?
最初の2はH2Oが2つあることを示しています。
後の2はHとOとセットです。勝手に変えられません(覚えるしかない)。
プリントのSTAGE1とSTAGE2にはそんなことが書かれています。
さぁ、そこからが本格的な「化学反応式」!
でも、「化学式」さえ覚えていれば実は簡単なんです。
よく出る出題のされ方は、
実験しました→それを化学反応式で書きなさい、というもの。
最低限の読解力は必要ですが、
苦手ならパターンで覚えてしまいましょう。
中学生レベルであれば、実験の数自体はそんなに多くありません。
その式をまず化学式で書いたら、準備は終わり。
(例) 水素+酸素→水
(例) H2+O2→H2O
ここから最後の仕上げ、数合わせです!
化学反応式の基本ルールは、
矢印の右と左の原子の数を合わせるということ。
上の例のH2+O2→H2Oでは、
矢印の左にはHが2つ、Oが2つ。矢印の右には、Hが2つ、Oが1つ。
おやおや、数が合っていませんね。
少ない方を多い方に合わせるのがルールです。
なので、H2Oの頭に2をつけて、Oの数を合わせましょう。
H2+O2→2H2O!よし!…と思ったら、今度はHの数が合っていません。。
左にはHが2つ、右には2つのH2で計4つありますね。
だから、H2にも2をつけてあげましょう。
2H2+O2→2H2O!
よし!これで右と左の全部の原子の数が合いましたね。
これが化学反応式の解き方です。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
あとは問題演習を繰り返して、理解を深めるのだ!