オイルケアの酸化臭問題はコレで解決!
アロマやアーユルヴェーダ、ロミロミなど、オイルを使うサロンは、みーんなこの問題にぶつかってると思う。
そう、それはオイルの酸化臭。
近年はセルフケアでもオイル美容が人気なので(特にエイジング世代)、一般の多くの人が困っていろいろ解決策を探しておられるのではないかと思い
サロン運営の経験からたどり着いた、「これがベスト!」な方法をご紹介したいと思います。
まずは、私と酸化臭との出会い(悲しいタイトル笑)からお話しましょう。
そもそも最初はそれが酸化臭というものだとは知りませんでした。
だって、トリートメントの手技を習った学校では、そんなネガティヴな裏情報だれも教えてくれなかったんですもん。
普段の家庭の洗濯物にはひどい油汚れもなく(飲食店の作業着でも洗ってたら違ったかも)、肌に残ったオイルがちょこっとついたぐらいの汚れは洗えばすぐ落ちると思ってたんですよね。
なので、研修中だんだんと妙なニオイがして、少しずつオイルを吸って重くなっていくタオルを、気のせい? アロマの残り香?ぐらいに思って使い続けてたんです。
そんなある日、学校の実習でタオルを持っていく日が来ました。
先生が部屋に入るなり、「ん?」と怪訝な顔で、くんくんとみんなのタオルの匂いを嗅いでいったんです。
そして私のベッドのところにピタッと立ち止まり、「◯さん!これ、酸化臭するよ。ちゃんと洗ってください!」
と言われたときの、恥ずかしさと驚き😩
ずっと疑問だった臭いの正体が、オイルの酸化によるものだとこの時はじめて知ったのです。
他の生徒さんはまだ初心者さんばかりで、タオルもおうちで普通に使ってるもののよう。
「え、ちゃんと洗ってるんですけど。。どうすればいいんですか」
そばにあった学校のタオルのにおいを嗅ぎながら(無臭だった)先生に問うと、
「ここのタオルはクリーニング業者に出してるけど。アロマサロンやってると、どこもその問題にぶつかりますねえ(むにゃむにゃ)」
と答えになってない返事。
え、ひょっとしてこれすぐ買い替えが必要なの?
それか毎回専門のクリーニング業者に出すの?
えーーー大赤字やん!!と気づいて愕然としました。
なんとかしなくては。。。
それからです。泣きたくなるほどの試行錯誤がはじまったのは。
その大恥をかいたタオルは腹立ちまぎれに捨てて、新しいのに買い替えました。
ふわふわのがいいだろうと毛足の長いのにしたのですが、これまた失敗。
油をよく吸う上に乾きも遅いので、一度使っただけですぐにまた臭いが。。
分厚い分、値段も高かったのでそれはすぐに捨てるにしのびなく、洗剤をあれこれ試すことにしました。
最初に試したのは「海へ・・・step」
他のアロマサロンへ勉強を兼ねて行ったときに教えてもらったもので、「海洋タンカーの事故処理研究から生まれた」というからには油汚れに相当効きそう。
しかも植物成分100%、環境にもいい、何より同業者さんのお墨付き!ということで、かなり期待しました。
ところが、結果は。。。
正直なんにも変化なし。
でも、これ普通の洗濯にはちょうどいい。たった5プッシュで問題なく落ちるし、すすぎ0でもOKと環境に抜群にやさしい。
普段の洗濯はこれに落ち着きました😃
ですが、問題は酸化臭です。
こうなったらとにかく手当たり次第試すしかない。
まずは近所のスーパーで手に入る有名メーカーのものに頼りました。
でも例の「ありえるかもね?」もまったくありえず、重曹にクエン酸、漂白剤・・・ナチュラル洗剤も全滅。
洗い立ては「うん、いいかも?」と思うんですが、引き出しにしまって、使うころにはまた臭いが戻ってるという。
酸化臭って、ほんとしつこいんです。
次はネット情報にすがりました。
この頃にはちょっとした酸化臭ノイローゼだったかもしれません笑
ネットには巷には売ってない機械油や食品油を扱う作業衣用や飲食店用などが見つかり、業務用だけあって強力そうなのですが、あんまりきついものでタオルがガサガサになったら使い心地が悪いし、成分的にも肌に悪そう。
リラクゼーションサロンのタオルが、ごわついて洗剤臭がしたら癒されるものも癒されません。。
そのせめぎ合いも、悩ましい問題でした。
そして、最近これならなんとか合格ライン、という洗濯法を見つけました。
使うのはこの2点。
LOHACO - 酸素系漂白剤 過炭酸ナトリウム 750g 計量スプーン付personal iconangle-right iconangle-right iconangle-right iconan
どちらも環境にやさしいのが大きなポイント。
40℃くらいのお湯にこの二つを入れて押し洗いかもみ洗いします(これ重要ポイント!)
そのまま一晩つけ置きして、翌朝、洗濯機の標準コースで洗います。
お風呂の残り湯にちょっと熱いお湯を足すと40~50℃ぐらいになるので(ぎりぎり手が入れられるくらいの熱さ)、この温度だと過炭酸ナトリウムが漂白除菌効果を発揮してくれます。
温度が低いと効果が低く、逆に熱すぎると漂白力がなくなるのが早くなるので注意。
また、量はお湯1リットルに対し粉末小さじ2(10ml)以上の濃度にします。
オイルナックスは、容器に使用量が書いてあるのでそれに従えばOK 。
タオルの洗いあがりがふっくらするのもいいです。
過炭酸ナトリウムは100均でも手に入ります。
あ、ちなみにこの方法、相方の強烈なニオイを発する枕カバーを、この洗剤を入れた熱湯にぶちこんで、見事 ”無臭”になったところから思いつきました😅
あの強烈な皮脂汚れを落とすぐらいだから、植物油の酸化臭なんてちょろいもんだろうと笑
おうちでのオイルケアでは、デコルテや手足が中心なのでパジャマやシーツにオイルが付着し、酸化臭がすることが多いかと思います。
気になるときに、酸化臭オフ洗濯、ぜひやってみてください😃
ただ、油がかなり蓄積した衣類は、洗濯回数を重ねないとまったく酸化臭ナシまではなかなかいきません。
でも洗うたびにだんだんと落ちていくので、あきらめず気長にやってみてくださいね。
それと、オイルケア後は肌に残った余分なオイルをキッチンペーパーなどで軽く押さえて、なるべく衣服につかないようにするのも有効です。
私がやってみた方法では、今のところコレがベスト。
もっといい方法や洗剤が見つかれば、またシェアしまーす!