Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

植栽の手直し

2021.06.29 22:30
今年はどこでもアジサイが綺麗に咲いていました。ここ数年はアジサイも色々な品種が出てきて梅雨時期の目を楽しませてくれます。

さて、以前お世話になったお客さんがご住所を新たに新築されました。現代的で女性にも支持されそうな植栽が素敵な建築を飾ります。植栽の手入れは庭竹にとの事で、有り難くも嬉しいご依頼です。

画像中央のアオダモは半分ほど痛んでしまい、建築時の契約で枯れ保証の対象になったそうです。が、築山のごとく盛り上がっていてなんだか変です。お客さんも違和感を感じていましたので植え直します。

枯れ保証での植え替えがGW前との事ですから、まだ植え直す(6月中旬作業)には間に合います。溶岩砂利をどかして掘ってみますと、何の事はない所謂「深植え」です。地域地方で言い方は変わるかも知れませんが、要するに適性値よりも深く植えてしまう事を言います。本来の根鉢の上に土の層がありますと、植物はその層で新たな根を形成します。すると本来の根鉢は機能低下してしまいす。新植の植木が数年かけて弱っていく事がありますが、その原因のひとつです。

こちらの場合は厳密には深植えとは違いますが、画像でも分かるように随分と土が被せてありました。もしかしたら植え替えた業者さんが土(残土)を持ち帰るのを嫌がったのかも知れません。ガラ袋に6袋と少し取り除きました。

土が流れ出さないように掘り下げて、溶岩砂利をひとつずつ洗います。なぜか土の中にも沢山の溶岩砂利が埋まっていました。

芝桜を新しい物に植え替えて、洗った溶岩砂利を戻しました。庭竹では根鉢が見えているくらいが植栽時の適性値かと考えています。当日の天気は「小雨時々本降り」でしたが建物際の植木達には雨が当たりません。屋根が張り出していますので軒下状態です。お客さんには水やりをお願いして作業終了です。